令和2年2月13日(木)、日本大学生物資源科学部国際地域開発学科2年生の14名が、春季研修の一環で国際農研を訪問しました。国際的な農林水産業研究について視野を広め、来年度に始まるゼミでのテーマを決めるのに役立てる目的です。
国際農研の研究紹介の後、小杉昭彦プロジェクトリーダーが、世界の脱炭素化の動向や東南アジアで実施している持続可能なバイオマス資源利用の研究紹介を行いました。さらにオイルパーム古木の放置による土壌環境への影響について、植物を使っている研究現場も見学しました。
次いで、マーシー・ワイルダー主任研究員が、エビ養殖産業の現状と課題、産学官連携による屋内型エビ生産システム(ISPS)の研究と、新潟県にあるエビ生産プラントの概要を紹介しました。講義の後には、所内のエビ飼育施設も見学し、姜奉廷研究員も加わり説明しました。学生達は、エビを飼育している水槽を興味深く観察しており、時間を忘れるほど熱心に質問していました。
ゼミテーマは、研究室の先輩達から引き継ぐかもしれませんし、今回の訪問をきっかけに深掘りしたいテーマが見つかるかもしれません。目標に向かって充実した学生生活を送られることを期待しています。