第18回熱研農業技術講習会「果樹栽培で役に立つロープの結び方(実践編)」(1月26日)の開催報告

JIRCAS熱帯・島嶼研究拠点では、平成28年1月26日に、第18回熱研農業技術講習会「果樹栽培で役に立つロープの結び方(実践編)」を開催いたしました。

 沖縄県石垣市に所在する熱帯・島嶼研究拠点(熱研)では、世界の熱帯・亜熱帯等の開発途上地域において農業の持続性や農産物の安定生産等に寄与する研究を行っています。熱研の研究活動で活用している技術や技術情報を分かり易く市民のみなさまに紹介し、研究活動の一端を理解していただくとともに技術情報が市民のみなさまの生活の一助になることを期待し、熱研構内において熱研農業技術講習会を開催しています。2008年5月に初めて開催した熱研農業技術講習会も、今回で第18回目となりました。

 今回の「果樹栽培で役に立つロープの結び方(実践編)」では、様々なロープの結び方について実技を通して市民のみなさまに紹介いたしました。目的に応じたロープの結び方がありますが、今回は、男結び(垣根結び)、巻き結び、固め結びおよびもやい結びなどを、果樹栽培だけではなく様々な場面で活用できるように説明いたしました。特に、男結びについては重点的に講習を行いました。受講した石垣市民53人はロープの結び方を何度も何度も熱心に練習していました。多くの受講者から、「新聞紙などを束ねるときに使える」、「忘れないように家でも練習しよう」、「すぐに活用したい」などの声が聞こえました。簡単なようで奧の深いロープの結び方について貴重な体験の場となりました。

 今後とも、このような機会を通して、熱研の発信する農業技術情報などが市民のために役立つことを希望しております。

なお、下記の通り、報道されました。

  1. 八重山毎日新聞 2016年1月27日朝刊第8面 「役に立つロープ結びに挑戦 熱研農業技術講習会 市民約50人が参加」
  2. 石垣ケーブルテレビ 2016年1月27日 ニュース番組「ICTやえやまNOW」
  3. 八重山日報 2016年1月28日朝刊第3面 「ロープワークを指導 熱研講習会に58人」

講師の説明を聞きながら、ロープの結び方を熱心に練習する市民

講師の懇切丁寧な説明に、身を乗り出す熱心な市民

関連するページ