第36回熱研市民公開講座「いろいろな油が取れる植物」(9月30日)開催報告

 熱帯・島嶼研究拠点(熱研)では、熱研の研究活動の一端を分かり易く市民のみなさまに紹介し、研究活動を理解していただくとともに研究情報が市民のみなさまの生活の一助になることを期待し、第36回熱研市民公開講座を開催いたしました。

 沖縄県石垣市に所在する熱帯・島嶼研究拠点(熱研)では、熱研の研究活動の一端を分かり易く市民のみなさまに紹介し、研究活動を理解していただくとともに研究情報が市民のみなさまの生活の一助になることを期待し、熱研市民公開講座を開催しています。2007年5月に初めて開催した熱研市民公開講座も、今回で36回目となりました。

 今回の「いろいろな油が取れる植物」では、農林水産物から取れる油について市民のみなさまに紹介いたしました。農林水産物からは、食用油を中心にいろいろな用途の油が採取されていますが、主に食用ではない油、具体的には、バイオ燃料の原料となる油や美容、医療用品、工業原料などに利用できる油が採取できる植物について紹介いたしました。また、そうした様々な用途の油が取れる植物を産業振興に役立てるため、海外の開発途上地域や沖縄での取組事例についても紹介いたしました。参加した市民40人(石垣市民38人、竹富町民2人)との質疑応答では、市民の経験に基づく意見などもあり、活発な議論と意見交換の場となりました。会場では閉会後の意見交換もなかなか終わりませんでした。開催後も市民との意見交換が続いているようです。

 今後とも、このような機会を通して、熱研の発信する研究情報などが市民のために役立つことを希望しております。

なお、下記のとおり、報道されました。

  1. 八重山日報2015年10月2日朝刊第3面「ホホバを試験栽培へ 熱研市民公開講座に39人」
    八重山日報2015年10月7日朝刊第5面「訂正」
  2. 八重山毎日新聞2015年10月3日朝刊第3面「油が取れる植物を紹介 熱研市民公開講座に市民多数」

第36回熱研市民公開講座で熱心に聴講する市民

「いろいろな油が取れる植物」について活発に議論・意見交換する市民

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