国際ワークショップ「IITA-Japan collaboration on Research for Development for Africa: Current Perspective and Beyond」開催報告

関連プログラム
食料安定生産

このワークショップは、国際農業研究協議グループ(CGIAR)傘下にある国際熱帯農業研究所(International Institute of Tropical Agriculture: IITA)との協力を通し、アフリカ農業開発に貢献できる研究の在り方について意見交換することを目的とし、2月14日に開催されました。

日時
2013年2月14日
主催
国際農林水産業研究センター(JIRCAS)
開催場所
JIRCAS 国際会議室(茨城県つくば市)

会議概要

このワークショップは、国際農業研究協議グループ(CGIAR)傘下にある国際熱帯農業研究所(International Institute of Tropical Agriculture: IITA)との協力を通し、アフリカ農業開発に貢献できる研究の在り方について意見交換することを目的とし、2月14日に開催されました。

日本の農林水産省、JIRCASおよび大学等の諸機関がIITAとの協力、とくにアフリカの伝統的作物であるヤムイモおよびササゲを中心に、作物の生産性および利用の向上を目指した共同研究の現状を報告しました。さらに、国際共同研究の成果を普及につなげ、アフリカの小規模農民の生活向上に貢献するためには、農業・農村開発や人材育成事業との連携が必須であることから、独立行政法人国際協力機構(JICA)や国際人材育成ネットワーク(名古屋大学)の活動および研究との関係構築という点について話題提供をいただきました。

このワークショップには、研究関係者だけではなく、行政、NGOおよび農業分野のコンサルタント会社からもご参加をいただき、55名を超える参加者の間で、活発な議論がかわされました。日本の得意分野を活かした研究の成果を、海外研究機関との連携を通してアフリカの農業の現場に伝えていくための国際農業研究の進め方、ポテンシャルそして多様性を考えるよい機会となりました。

このワークショップに関する報告は、IITAの広報誌“IITA Bulletin”の日本との協力に関する特集号(15 February 2013 (SE))にも掲載されています(http://www.iita.org/2013-bulletins)。

会議の様子

サンギンガIITA所長

岩永JIRCAS理事長

ワークショップ参加者

ヤム市場(ガーナ)

栽培したササゲを売る農家(ナイジェリア)

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