JIRCAS国際シンポジウム2011開催報告「稲作技術開発の世界的潮流とわが国の研究貢献-GRiSP、CARDへの支援」

2011年11月14日 ー15日、国際農林水産業研究センター(JIRCAS)の主催で、「稲作技術開発の世界的潮流とわが国の研究貢献-GRiSP、CARDへの支援」をテーマにシンポジウムを開催しました。シンポジウムには、つくばの研究機関を中心に174名の参加がありました。

日時
2011年11月14日 - 15日
会場
つくば国際会議場
主催
国際農林水産業研究センター(JIRCAS)
後援
  • 農林水産省農林水産技術会議事務局
  • (独)農業・食品産業技術総合研究機構
  • (独)農業生物資源研究所
  • (独)農業環境技術研究所
  • (独)国際協力機構(JICA)
  • 国際稲研究所(IRRI)
  • アフリカ稲センター(AfricaRice)
  • 持続的開発のための農林水産国際研究フォーラム(J-FARD)

会議概要

基調講演:

  • Achim Dobermann (国際稲研究所)
  • Concepcion Calpe(国連食糧農業機関)
  • Marco Wopereis(アフリカ稲センター)

セッション座長:

福田善通(JIRCAS) Parminder Virk(国際稲研究所)
藤本直也(JIRCAS) 岡直子(JIRCAS)
加納健(JIRCAS) 柳原誠司(JIRCAS)
安中正実(JIRCAS) 山岡和純(JIRCAS)

講演者・パネリスト:

加藤浩(農研機構・作物研究所) 矢野昌裕(農業生物資源研究所) Hei Leung (国際稲研究所)
Matthias Wissuwa(JIRCAS) 窪田博之(JICA) 神代隆(アフリカ稲センター)
山田潤一郎(JIRCAS)

坂上潤一(JIRCAS)

Qian Qian(中国水稲研究所)
Jagdish K. Ladha(南アジア穀物システムイニシアティブ) 長谷川利拡(農業環境技術研究所) 鳥山和伸(JIRCAS)
浅沼修一(名古屋大学) 廣近洋彦(農業生物資源研究所) 岩永勝(JIRCAS)
内川昭彦(農林水産技術会議事務局) 八木一行(農業環境技術研究所) 米山忠克(農業・食品産業技術総合研究機構)

 

議事概要

シンポジウムには、つくばの研究機関を中心に174名の参加がありました。岩永理事長から、本シンポジウムをコメ研究の方向性を話し合える機会としたい旨の挨拶があり、その後、来賓の農林水産技術会議事務局の松田紀子研究総務官より、稲作研究の国際的な流れとコメ研究の重要性を強調する挨拶が行われました。
基調講演では、国際稲研究所(IRRI)のAchim Dobermann副所長、国連食糧農業機関(FAO)のConcepcion Calpe上級エコノミスト、アフリカ稲センター(AfricaRice)のMarco Wopereis副所長から、それぞれ、稲作技術開発全般、世界のコメ市場、アフリカの稲作開発についての最新の状況についての発表がなされました。
セッション1では、「ゲノム研究から育種へ」と題し、分子生物学分野の研究と育種現場の研究との連携、特に遺伝情報と形質情報の関連づけの重要性についての発表と議論がなされました。セッション2では、「アフリカの稲増産のための研究課題」と題し、CARDの実績、アフリカ向けイネ品種開発の現状等に関する報告があり、JIRCASがアフリカで実施しているプロジェクトとGRiSPとの連携などについて議論がなされました。セッション3は、「アジアにおける環境共生型稲作研究」と題し、中国、インドの技術開発の現状のほか、気候変動、窒素の利用効率に着目した新たな研究テーマについての発表がありました。
パネルディスカッションでは、国内研究機関・大学等に対して実施したアンケート結果の報告が紹介され、国内(若手)研究者の人材育成等の方向性などを中心に、イネ・コメ研究を通じた国際連携に関する貴重な示唆が得られました。最後に、安中理事から、シンポジウムの議論をまとめ、JIRCASは引き続き国際機関等と連携して、コメ研究の拠点として貢献していく旨の閉会の挨拶がなされました。

(パネルディスカッションは、農林水産省委託「地球規模課題国際研究ネットワーク事業」として実施しました。)

セッション

ディスカッション

パネルディスカッション

シンポジウム参加者