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734. 「地球と食料の未来のために」第5期中長期計画のPR動画を公開

734. 「地球と食料の未来のために」第5期中長期計画のPR動画を公開
令和5年3月9日、第5期中長期計画(令和3年度~7年度)のPR動画を公開しました。国際農研の役割や研究成果、活動内容、国際共同研究プロジェクトの意義や展望等について、国内外の方々にわかりやすく紹介することを目的に、「プロモーションビデオ」、「環境」「食料」「情報」の各プログラムの計4本で構成しています。
今回のPickUpでは、PR動画の企画から制作にあたり、担当者が心がけた点を紹介いたします。
動画活用のメリットは、以下の3つと言われています。
① 情報伝達力が高い:動画には「音」「動き」「時間軸」という要素が含まれ、文字や画像よりもはるかに多くの情報を伝えることができるので、複雑な内容でも短時間でわかりやすい伝達が可能。
② 記憶に残りやすい:文字を読んだ際の記事定着率が10%に対して、動画を視聴した場合では20%と2倍記憶に残りやすい。
③ 情報を均質化できる:人を介して情報を伝えると、訴求内容や訴求力が人に依存しますが、動画の場合は視聴者に同一の内容・イメージを届けることができる。
※宣伝会議:動画活用・ディレクション基礎講座より
しかし、動画は万能ではありません。同講座を受講して、目的に合わせて5W2Hを設定しないと、自己満足の動画になってしまう可能性が高いこと。また、動画を制作することが目的では無く、例えば売上に貢献した「成果」の出せる動画が良い動画であることがわかりました。そのため、動画の企画段階では、視聴ターゲット(Who)と成し遂げたい目的(Why)を以下のように設定しました。
視聴ターゲット(Who):主に、環境・食料問題に関心のある国内外の若者。将来の国際貢献を担っていくであろう大学生や大学院生などのいわゆるZ世代は、ESGやSDGs、環境問題や社会課題への解決意欲が比較的高いことがわかりました。
※日本総研(2020年):若者の意識調査(報告)― ESG およびSDGs、キャリア等に対する意識 ―
成し遂げたい目的(Why):中長期的には、国際農研の社会的認知度向上に貢献したいことですが、短期的には、主な視聴ターゲットで設定した優秀な若手研究者に応募していただきたいことも想定しています。
動画の制作段階では、国際農研の優位性として、世界の農業・林業・水産業を一体的に研究する日本で唯一の国立研究開発法人であること。また、国際共同研究プロジェクトを実施していることを訴求ポイントにしました。さらに、国際農研の研究職員が海外で撮影した最新の映像を多く使用することで、リアリティをもって伝えることを意識しました。「環境」「食料」「情報」の各プログラム動画の後半には、国際農研の研究職員による一言メッセージも挿入しています。
動画は1本あたり4~6分で、公式WebサイトのトップページとYouTube JIRCAS channelに掲載しています。お好きな時間に動画の最後までご視聴いただけますと幸いです。
プロモーションビデオ
日本語:https://youtu.be/9HxQYAlaT-U
英語:https://youtu.be/mWUPA-Amg2s


環境プログラム
日本語:https://youtu.be/-tRFu0EmmkM
英語:https://youtu.be/baRJLtG6Myw


食料プログラム
日本語:https://youtu.be/vmMeDY1dIO8
英語:https://youtu.be/l36D9zSm5Qk


情報プログラム
日本語:https://youtu.be/sQvoT3_cUko
英語:https://youtu.be/pJcKctV300Q


(文責:情報広報室 大森圭祐)