令和5年4月22日~23日にかけて、宮崎県宮崎市シーガイアコンベンションセンターにおいてG7宮崎農業大臣会合が開催され、国際農研は農林水産省と共同でBNI強化コムギの紹介ブースを出展し、G7各国の大臣や政府関係者、FAO等の国際機関に紹介しました。
展示ブースには、国際農研(茨城県つくば市)で栽培試験を行っている、窒素施肥量を大幅に削減できる『BNI強化コムギ』の植物体やパネル等を展示し、ブースに立ち寄っていただいたG7各国の大臣をはじめとした要人の方々に説明しました。
4月22日のワーキングランチでは、小山理事長のプレゼンテーション「持続可能なアグリフードシステムに向けた科学技術とイノベーション」が行われ、G7各国代表に向けて、3つのテーマ(①BNI強化コムギの研究成果、②アフリカにおける長期的なフィールド研究、③アジアにおける持続可能なアグリフードシステム)が紹介されました。
BNI強化コムギは、国際機関等との共同研究の成果として、国際農研が開発に成功したもので、窒素肥料の使用量を6割減らしても収量が維持でき、化学肥料の使用の低減、温室効果ガスの排出削減などの効果が期待されています。
本会合の概要(G7農業大臣声明2023、宮崎アクション等)については、農林水産省ホームページをご覧ください。
G7宮崎農業大臣会合及び農林水産大臣等の国内出張の結果概要について(農林水産省ホームページ)
https://www.maff.go.jp/j/press/y_kokusai/kikou/230423.html