熊本県立宇土中学校・高等学校がSSH未来体験学習で国際農研を訪問

令和元年12月12日(木)、熊本県立宇土中学校・高等学校の高校1年生28名がSSH(Super Science High Schools)未来体験学習(関東研修)で国際農研を訪問しました。この学校の訪問見学は3回目です。

令和元年12月12日(木)、熊本県立宇土中学校・高等学校の高校1年生28名がSSH (Super Science High Schools) 未来体験学習(関東研修)で国際農研を訪問しました。この学校の訪問見学は3回目です。
過去2年間、コメの食味官能体験やベトナムカントー大学とのテレビ電話を利用して、生徒たちと開発途上国の食料問題などについて意見交換をしてきました。

今回は、川村健介研究員(社会科学領域)が「空から見つめるラオスのコメ作り」をテーマに、ドローンを使ったコメの生育や収量を評価する学習を行いました。ドローンは、ラオスで実施中の農山村資源活用プロジェクトで、天水田における基盤情報の整備や、コメの品質評価の効率化に向けて活用しています。特殊なカメラをドローンに搭載して撮影・画像解析することによって、ヒトの目では判別しにくい情報を可視化することができます。ドローンの飛行デモンストレーションには、酒井徹研究員(同上)にも協力していただきました。

生徒たちは、赤外線カメラで撮影した本物の植物と造花との判別に迷っていたようでした。今回の学習で、植物の葉が緑色に見える理由が説明できるようになったと思います。
また、生徒たちには、今後の科学技術系の学習だけでなく、世界の食料問題や環境問題に関心を持っていただけることを期待しています。

参考

赤外線カメラで撮影した植物と造花の判別

ドローンの飛行デモンストレーション

関連するページ