生物資源・利用領域の教育研究研修生 劉徳泉氏(筑波大学大学院生命環境科学研究科生物圏資源科学専攻 博士後期課程 大学院生)は、2015年10月より3年間、国際農研において、藤田泰成主任研究員(兼筑波大学連携大学院教授)および不良環境耐性作物プロジェクト許東河プロジェクトリーダーの指導のもと、ダイズの重要な農業形質に関する量的形質遺伝子座に関する研究を行ってきましたが、平成30年9月25日、その優れた成果が認められ、同大学院生命環境科学研究科学生表彰を受賞されました。

本賞は、同研究科に所属する学生のうち、学位論文などにおいて優れた成績を収めた者を表彰することによって、広く研究科所属の学生の修学・研究活動の活性化および課程修了の促進に資するとともに、今後の研究活動など激励することを目的としています。

劉徳泉氏は、3年間の在籍期間中に、ダイズの開花時期に影響を与える量的形質遺伝子座を決定しただけでなく、ダイズの種子重量および品質に大きな影響を与えるダイズ種子の裂皮に関与する量的形質遺伝子座の同定に成功しました。これらの研究成果は、不良環境に対応した高生産性ダイズ育種素材の開発に結びつくもので、不良環境耐性作物プロジェクトの研究推進にも大きく貢献するものです。これまでに、開花時期と種子重量に関する量的形質遺伝子座についての成果をまとめ、学術論文として国際的英文専門誌に受理されています(Mol. Breed. (2018) 38: 45; Breed. Sci. (2018) 印刷中)。限られた在籍期間中に、ダイズの3種類の重要な農業形質に関わる量的形質遺伝子座を決定した点が高く評価されました。

表彰式は、大学院学位記授与式と併せて、平成30年9月25日に筑波大学で執り行われました。

写真1 左から藤田主任研究員、劉教育研究研修生、 許プロジェクトリーダー

写真2 授与された賞状と時計