JIRCAS生産環境・畜産領域/病害虫防除プロジェクトの前野浩太郎研究員が著わした「バッタを倒しにアフリカへ」(光文社)が、新書大賞(中央公論新社主催)に選ばれました。新書大賞は、1年間に刊行されたすべての新書から、その年「最高の一冊」を選ぶ賞で、今回で第11回を数えます。
今回は、2016年12月~2017年11月に刊行された1600点以上の新書を対象に、有識者、書店員、各社新書編集部、新聞記者など新書に造詣の深い方々86人の投票結果に基づいて選ばれました。
本書は、不安定な身分のポスドク時代にアフリカの砂漠に出向いて取り組んだサバクトビバッタの生態研究の奮闘ぶりを書いたものであり、困難に直面したときの前向きな生き方と軽快な書きぶりが多くの読者の支持につながり、本賞に選ばれたようです。