マレーシア森林研究所(FRIM)は、JIRCASとの共同研究及び現在実施中の共同研究プロジェクト「東南アジアにおける持続的利用を通じた森林管理・保全技術開発」において、これまでの多くの成果を活用するためのアウトリーチ活動の一環として「フタバガキ林の生態学的、遺伝学的研究セミナー:持続的森林経営におけるその役割」をJIRCASと共催しました。セミナー開催を機に長期共同研究プロジェクトのマイルストーンとして感謝状が、マレーシア森林研究所所長Dato' Dr. Abd. Latif bin Mohmod氏よりJIRCAS岩永理事長宛に贈呈されました(写真)。
JIRCASとマレーシア森林研究所との共同研究プロジェクトはJIRCASの前身である熱帯農業研究センター(TARC)において1971年から1980年にかけて、JIRCASとしては1991年から始まり、熱帯雨林の持続的な活用を目指して研究開発活動を行ってきました。マレーシアは我が国が輸入する南洋材の主要な生産国の一つというだけでなく、熱帯雨林は炭素を蓄積する最も重要な陸上生態系であることから、その枯渇は気候変動に大きな影響を与えます。そこで、JIRCASは熱帯雨林の木材資源を持続的に有効活用するための研究をマレーシア森林研究所と実施してきました。
マレーシア森林研究所(FRIM)の所長Dato' Dr. Abd. Latif bin Mohmod氏より、長期共同研究プロジェクトのマイルストーンとして、感謝状がJIRCAS岩永理事長宛に贈呈されました。