- 日時
- 2012年10月26日(金) 10時30分-12時30分
- 会場
- マーシャル諸島共和国マジュロ環礁
- 主催研究機関
- 国際農林水産業研究センター(JIRCAS)、資源開発省
会議概要
第4回「淡水レンズの保全・管理」セミナーは、昨年度に引き続き、研究調査活動の成果をプロジェクト関係機関と情報共有するために実施しました。セミナーには、政府機関からは資源開発省(R&D)事務次官代理、環境保護庁(EPA)所長代理及び統合的水資源管理マネージャー、プロジェクト対象地域の地権者代表等から構成される淡水レンズ委員会委員長、マジュロ上下水道公社(MWSC)所長代理、マジュロ廃棄物公社(MAWC)所長、在マーシャル国日本大使館臨時代理大使、JICAマーシャル支所長代理、教育機関からはマーシャル諸島短期大学(CMI)農業普及員やハワイ大学畜産普及員等、約20名が参加しました。
セミナーでは農村工学研究所(NIRE)からデータロガーを用いた地下水連続観測結果に基づく淡水レンズの動態把握や水質分析結果を報告した後、JIRCASから淡水レンズ管理保全のためマーシャル国において貢献できること、淡水化装置の開発、及び揚水試験結果と淡水レンズシミュレーションモデルへの適用等を報告しました。質疑応答や意見交換の後、JICA沖縄研修「島嶼地域の水資源保全管理」コースに参加したMWSC職員から研修で得た経験等に基づくアクションプランについて報告しました。
資源開発省事務次官代理からは、「JIRCASの活動を今後とも継続し、淡水レンズの保全管理対策等について情報共有を行っていただきたい。」との発言がありました。