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1520. 「サステナブルガストロノミーの日」:食の選択と持続可能な食システム

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1520. 「サステナブルガストロノミーの日」:食の選択と持続可能な食システム

 

国連は、毎年6月18日を「サステナブルガストロノミーの日(Sustainable Gastronomy Day)」と定め、食の選択が健康だけでなく、環境や食料システムの持続可能性に関わることについて国際社会の理解を促しています。ガストロノミー(美食)は、料理の技術にとどまらず、地域の自然環境や文化、多様性を反映する文化的表現として位置付けられています。

国連の考え方によれば、持続可能なガストロノミーとは、食材が生産から消費に至るまでの一連の過程を考慮し、環境負荷の低減、資源の有効利用、将来世代にわたる食料供給の持続性を重視する食のあり方を指します。

このテーマの背景には、世界的な食料問題があります。将来的な人口増加が見込まれる一方で、現在でも生産される食料の約3分の1が廃棄されているとされています。また、農業や漁業の生産活動が、海洋、森林、土壌といった自然資源に負担を与えていることも指摘されています。こうした状況について、持続可能な形での食料供給の確保が課題であると認識されています。

対応の一例として、地域で生産された食材の選択が挙げられます。地元の農産物や水産物を消費することは、輸送に伴う温室効果ガス排出の抑制につながるほか、地域経済の維持や生産者の支援にもつながるとされています。また、地域固有の食文化や伝統的な食材の継承にも資する取り組みとされています。

さらに、季節に応じた食材の選択や食品ロスの削減も重要な要素です。これらの日常的な行動は個々としては小さいものの、蓄積されることで食品供給や外食産業のあり方にも影響を及ぼし、持続可能な食システムへの移行を後押しする可能性があると考えられます。
サステナブルガストロノミーの日は、食が環境、経済、文化を結びつける要素であることを再認識する機会であり、日々の食の選択が将来の食料安全保障や地球環境に影響を与え得るという視点の重要性を示すものといえます。

 

(文責:戦略統括室 飯山みゆき)

 

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