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899. 雑穀セミナー開催報告

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899. 雑穀セミナー開催報告

9月26日、国際農研は、2023年国際雑穀年を機に、セミナー『雑穀 - 栄養・農業・気候の課題に対応する潜在能力』を開催し、雑穀研究の最新動向や利用可能性について、国内外の研究者による議論の場を提供しました。

 

セミナー『雑穀 - 栄養・農業・気候の課題に対応する潜在能力』
ウェブサイト https://www.jircas.go.jp/ja/event/2023/e20230926 

 

国際農研の山本理事に続き、技術会議の内田研究総務官、FAO駐日連絡事務所日比所長からの開会挨拶が行われ、国際農研の中島プログラムディレクターから2023年国際雑穀年にちなんで本セミナーが開催された背景について説明がありました。

基調講演では、インドからのオンライン参加で、インドミレット研究所(IIMR)Dr. C Tara Satyavathi所長から「雑穀研究グローバル拠点 IIMR - 研究成果と重点分野」、国際半乾燥熱帯作物研究所(ICRISAT)Dr. Jacqueline d'Arros Hughes所長から「ミレット-変化する世界における農業、食料、栄養」についての講演が行われました。

続いて、東京農業大学の河瀬眞琴教授から、「温故知新ー雑穀類に学ぶ」と題した講演があり、国際農研の吉橋PLとスバラオ主研から「国際農研のBNIを活用したソルガムと雑穀の生産性向上と食料システムの持続可能性に関する取り組み」が紹介されました。

質疑応答のセッションでは、チャットに多くの質問が寄せられ、講演者による回答が行われました。最後に国際農研の小山理事長が参加者への謝意を述べ、本セミナーを契機として、雑穀の役割や利点についての認識向上により、国際研究が盛り上がっていくことへの期待を寄せました。


このたび、国際農研HPにて、セミナー録画を公開し、また質疑応答について登壇者からの回答を掲載します。

● 開会挨拶    

山本 由紀代(国際農研 副理事)
内田 幸雄(農林水産省 研究総務官)
日比 絵里子(FAO駐日連絡事務所 所長)

 

● セミナーの目的:日本の雑穀研究を世界につなげ、気候変動に強靭かつ栄養価の高い穀物を未来につなげる。    

中島 一雄(国際農研プログラムディレクター(食料))

 

● 基調講演 1: G20- ミレットとその他未利用穀物の国際研究イニシアチブ (MAHARISHI initiative)    

Dr. C Tara Satyavathi(インドミレット研究所 (IIMR))

 

● 基調講演2:ミレット-変化する世界における農業、食料、栄養    

Dr. Jacqueline d’Arros Hughes(国際半乾燥熱帯作物研究所 (ICRISAT))

 

● 温故知新 ー 雑穀類に学ぶ    

河瀬 眞琴(東京農業大学教授)


● 国際農研のBNIを活用したソルガムと雑穀の生産性向上と食料システムの持続可能性に関する取り組み  

吉橋 忠(国際農研プロジェクトリーダー)
グントゥール V. スバラオ(国際農研主任研究員)


● 質疑応答  


● 閉会の挨拶   

小山 修(国際農研理事長)

 

 

(文責:雑穀セミナー実行委員会)
 

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