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844. セミナー『雑穀 - 栄養・農業・気候の課題に対応する潜在能力』

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844. セミナー
『雑穀 - 栄養・農業・気候の課題に対応する潜在能力』

 

雑穀は、米、小麦、トウモロコシなど主要穀物よりも乾燥に強く灌漑のない環境でも栽培できるため、世界の乾燥・半乾燥地域における主要な作物となっています。さらに栄養価も高く、ビタミンやミネラルが豊富で、タンパク質、食物繊維、レジスタントスターチ(難消化性デンプン)を多く含ため「栄養穀物」とも呼ばれています。このように、雑穀の高い栄養価と環境への幅広い適応性から、世界の食料安全保障と飢餓緩和に大きな役割を果たすと期待されています。しかしながら、これまであまり注目されていなかった雑穀の潜在能力はほとんど未開発のままです。

国連は2023年を「国際雑穀年(International Year of Millets, IYM2023)」 と定め、栄養、農業、気候の課題に対する雑穀の役割を認識し、雑穀の気候耐性と栄養面での利点に対する認識を高め、雑穀の持続可能な生産と消費の拡大を通じた、多様でバランスのとれた健康な食生活を提唱しています。

このたび国際雑穀年を機に、国際農研は雑穀に関するセミナーを企画、9月26日に東京の会場とオンラインのハイブリッドの形式で開催いたします。本セミナーでは海外および日本で雑穀研究に携わる科学者が、世界的な気候変動や栄養問題に対する雑穀研究の可能性について議論する場を提供し、雑穀の気候耐性と栄養面での利点に対する認識を高めます。ぜひご参加をご検討ください。

 

主催:国際農林水産業研究センター
開催日:2023年9月26日(火) 09:30~12:00
場所:ハイブリッド(日比谷国際ビルコンファレンススクエアおよびオンライン)
  (100-0011 東京都千代田区内幸町2丁目2-3) アクセス:https://hibikoku.tokyo/access/

参加登録ウェブサイト https://www.jircas.go.jp/ja/event/2023/e20230926 


(文責:情報広報室 金森紀仁、食料プログラム 中島一雄、生物資源・利用領域 吉橋忠、生産環境・畜産領域 G.V.スバラオ、情報プログラム 飯山みゆき)

 

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