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661. JIRCAS国際シンポジウム2022 本日登録締切
661. JIRCAS国際シンポジウム2022 本日登録締切
11月22日(火)午後、JIRCAS国際シンポジウム2022「持続可能な食料システムにおける零細漁業と養殖業の役割」がハイブリッド開催されます。
零細漁業と養殖の国際年(The International Year of Artisanal Fisheries and Aquaculture)の取り組みをリードする国連食糧農業機関(FAO)によると、 零細漁業(artisanal fisheries)や小規模漁業 (small-scale fisheries)・養殖業に関する万国共通の定義はありませんが、一般的には、比較的少量の生産単位を用い、漁業に必要な投入財や生産量が小規模で、使用される技術のレベルも限られ、投資額も少ない漁業や養殖業を指します。これらの形態は一般的には家族単位で営まれており、ときには少数の労働者を雇っていたり、地域共同体単位で営まれていたりすることもあります。獲れた魚は一般的には地元の市場で売られていますが、国内の市場や国際市場で売られることもあります。
こうした点を踏まえますと、零細漁業・養殖業は、食料・栄養供給のみならず、雇用を通じ直接・間接的に多くの人々の生活も支えており、この分野の持続的な発展は持続可能な開発目標の達成に欠かせません。今年6月にFAOが公表した 2022年 世界漁業・養殖業白書(SOFIA)が提案する、持続的で強靭な世界漁業・養殖業の展開 - ブルートランスフォーメーション Blue Transformation -においても、零細漁業・養殖業は大きな役割を期待されています。
動物タンパク質や微量栄養素の摂取不足に起因する健康問題が強く懸念されている世界の開発途上国・地域においては、食料システム転換において、零細漁業・養殖業の役割は極めて大きいと言えます。 2021年の世界食糧賞は、World Fish CenterのShakuntala Haraksingh Thilsted博士が受賞されましたが、養殖と食料システムに対する栄養に配慮したアプローチによる技術開発、およびそれに関連する食料システムの転換を促すことで住民の食料増産・微量栄養素の摂取量増加および生計向上に大きく寄与した功績が評価されました。
Thilsted博士も基調講演に登壇されるシンポジウムの参加登録締切は本日16時です。ぜひ、ふるってご登録ください。
JIRCAS国際シンポジウム2022
持続可能な食料システムにおける零細漁業と養殖業の役割
主催 国際農林水産業研究センター(国際農研;JIRCAS)
開催日 2022年11月22日(火)13:00~16:15
場所 ハイブリッド(場所:一橋大学一橋講堂、会場人数は150名までを予定)
特設サイト https://www.jircas.go.jp/ja/symposium/2022/e20221122_jircas
登録リンク https://www.jircas.go.jp/ja/symposium/2022/e20221122_jircas/entry
申込締切: 2022年11月18日(金) 16:00
備考 会場参加の方には、講演要旨集(アブストラクト)を配布いたします。また、Q&Aセッションにも参加していただけます。
(文責:食料プログラム 中島一雄、水産領域 宮田勉、情報広報室 金森紀仁、情報プログラム 飯山みゆき)