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613. 国際農研の東南アジアでの活動

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アジア


613. 国際農研の東南アジアでの活動

国際農研の東南アジアにおける活動拠点として、1972年にタイ王国のバンコクに事務所が設置されました。現在は、カセサート大学に隣接するタイ農業局内に連絡拠点を構えています。

東南アジア連絡拠点では、アジアの農林水産業研究に関する動向調査や現地情報の収集を行うとともに、タイ科学技術展覧会への出展やセミナー等を開催して、国際農研の研究成果を発信しています。

タイ科学技術博覧会は、年に1回開催されるタイ国最大の科学技術展覧会です。今年は8月13日から21日までの9日間、ノンタブリ県内のインパクト展示会議センターで開催されました。

国際農研は2007年から出展しており、今年は新型コロナウイルスパンデミックの影響により3年ぶりに参加し、今回はタイ畜産振興局との共同研究により開発した牧草ブラキアリア品種「イサーン」を出展しました。ブラキアリアは世界で広く栽培されている牧草ですが、「イサーン」はアジア向けに初めて開発された品種です。「イサーン」は、日本での品種登録を経て、タイ国でも現在品種登録申請中です。

また、タイ科学技術博覧会において、国際農研の科学技術教育への貢献が評価され、トロフィーが贈られました

 

アジアの大学や研究機関等との連携は非常に重要で、国際共同研究のみならず多くのワークショップを共催してきました。

今年は、アジア太平洋地域におけるサトウキビ産業に着目して、未来に向けたサトウキビ研究の技術革新とネットワーク形成に関するワークショップをアジア太平洋食糧肥料技術センター(FFTC)と開催します。

是非ご参加ください。


「アジア太平洋地域におけるサトウキビ産業の未来に向けたサトウキビ研究の技術革新とネットワーク形成」
日時:2022年9月15日(木)10:30 ~ 16:30
主催:国際農林水産業研究センター・アジア太平洋食糧肥料技術センター 
後援:カセサート大学
使用言語:英語

プログラム・登録サイト(登録締め切りは9月14日(水) 17:00) 
英語:https://km.fftc.org.tw/workshop/6
JIRCASサイト
日) https://www.jircas.go.jp/ja/workshop/2022/e20220915
英) https://www.jircas.go.jp/en/workshop/2022/e20220915

(文責:情報広報室 安藤象太郎、金森紀仁)
 

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