令和8年春の叙勲において、元国際農林水産業研究センター(国際農研)理事長の岩永 勝 氏が、長年にわたり我が国および国際社会における農業・食料問題の解決と国際農業研究の発展に寄与した功績により、旭日中綬章を受章されました。
岩永氏は、国際植物遺伝資源研究所(IPGRI、現Bioversity International)副所長、国際コムギ・トウモロコシ改良センター(CIMMYT)所長など、海外の国際農業研究機関で約30年にわたり要職を務め、植物遺伝資源の保全と利用に関する研究と国際協力を牽引してきました。 国内では、農研機構作物研究所長等を経て、2011年より国際農研理事長として組織運営と国際連携の強化に尽力し、日本の国際農業研究のプレゼンス向上に大きく貢献しました。
国際農研は、岩永氏のご受章に際し、長年のご功労に思いを馳せるとともに、心よりお祝い申し上げます。岩永氏が理事長在任中に推進した国際連携の枠組みや研究プログラムの高度化は、現在の国際農研の研究体制・戦略にも継承され、開発途上地域をはじめとする世界の食料・栄養・環境問題の解決に向けた取組の基盤となっています。今回の受章を励みとして、国際農研は今後も国内外の研究機関等と連携し、科学技術を通じた持続可能な食料システムの構築に一層貢献してまいります。