「水夜サイエンスカフェ」でJICA筑波とクロストーク -稲作×アジア・アフリカ地域の現場課題をテーマに-

令和8年2月4日(水)、つくばサイエンスツアーオフィスが主催する「水夜サイエンスカフェ」が、つくば駅前のイベントスペース「co-en」で開催されました。このカフェは、つくば市内の研究・教育機関が協力して企画し、令和7年12月3日から令和8年3月4日までの毎週水曜日の夜に行われている、科学を身近に感じるためのコミュニケーションイベントです。

令和8年2月4日(水)、つくばサイエンスツアーオフィスが主催する「水夜サイエンスカフェ」が、つくば駅前のイベントスペース「co-en」で開催されました。このカフェは、つくば市内の研究・教育機関が協力して企画し、令和7年12月3日から令和8年3月4日までの毎週水曜日の夜に行われている、科学を身近に感じるためのコミュニケーションイベントです。

今回は「稲作×アジア・アフリカ地域の現場課題~伝える・活かす・つなぐ技術と人材の連携~」をテーマに、JIRCASとJICA筑波の初のコラボレーションとして実施されました。冒頭では、JIRCAS情報広報室の大森圭祐室長が、両機関の共通点や役割の違いを紹介しながら、JIRCASの研究概要を説明しました。続いて、JICA筑波の落合智佳子副調査役が、JICAの主要な事業分野である技術協力・有償資金協力・無償資金協力を通じたアフリカのお米作りへの支援や、アフリカ稲作振興のための共同体(CARD)の取り組みについて紹介し、炊き立てのNERICA米を参加者に試食いただく場面もありました。

主題講話では、JIRCAS生物資源・利用領域の佐々木和浩主任研究員が「暑さに負けないイネはどう作る?」と題して、高温ストレスによる不稔の発生や、これに対応する早期開花遺伝子の特定・育種に関する研究成果を紹介しました。続いて、JICA筑波の研修指導者・柿沼翔大氏が「カメルーンの事例に学ぶ技術を広めるための仕組み作り」と題し、現地のコメ振興プロジェクトにおける技術普及の工夫や、農家が利益を得られる仕組みづくりについて分かりやすく説明しました。

当日は36名の参加者が集い、身近なお米の話題を通じて多数の質問が寄せられ、登壇者とのクロストークによる活発な意見交換が行われました。最後には、両機関が取り組む「次世代人材育成」の活動も紹介され、国際協力と農業研究の現場を結ぶ役割への理解が深まりました。

「水夜サイエンスカフェ」は、毎回異なるテーマで科学の魅力を伝える定例イベントとして定着しています。参加費は無料・予約不要で、会場に来られない方のためのYouTubeライブ配信も実施されており、より多くの人々に科学への関心を広げる機会を提供しています。
 

大森室長による国際農研とJICAの共通性・役割の説明

大森室長による両機関の共通性・役割の説明

佐々木主研による早朝開花イネの紹介

佐々木主研による早朝開花イネの紹介

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