群馬県立前橋高等学校の生徒24名が国際農研を訪問

令和2年10月28日(水)、群馬県立前橋高等学校の1, 2学年生徒24名と先生1名が、「つくばサイエンスツアー」を通じて国際農研を訪問しました。訪問にあたっては、マスク着用などの感染防止対策をきちんと行った上で、受講していただきました。

令和2年10月28日(水)、群馬県立前橋高等学校の1, 2学年生徒24名と先生1名が、「つくばサイエンスツアー」を通じて国際農研を訪問しました。訪問にあたっては、マスク着用などの感染防止対策をきちんと行った上で、受講していただきました。

先生に訪問の経緯を尋ねたところ、10月28日は「群馬県民の日」で公立学校などが休みなので、県民の日を利用して学外活動を行ったとのことでした。

同校は、SSH(Super Science High Schools)の指定を受けており、理数教育に重点を置いたカリキュラム開発・実践、大学や研究機関と連携した課題研究の推進、観察・実験を通じた体験的・問題解決的な学習を通じて、将来の国際的な科学技術人材を育成するよう取り組んでいます。

今回は、森岡伸介プロジェクトリーダー(水産領域)が「魚の誕生年・誕生日」をテーマに、魚の誕生年・年齢を硬組織に刻まれる年輪(耳石)から推定する方法や、ラオス周辺水域に生息する魚の特性について紹介しました。魚の誕生年・誕生日を知ることで、その水域での魚の生態特性が明らかになるので、繁殖期間中の漁獲規制など、資源の保全管理に貢献できます。

3密防止の観点から、体験学習が難しく講義中心でしたが、生徒たちのノートには、その日の内容がぎっしりと書き込まれていました。今回の学習を通じて、途上国の環境問題や食料問題、そして、魚の生態をより身近に感じてもらい、今後の進路を考えるきっかけになれば幸いです。

森岡プロジェクトリーダーの講義

展示物の見学

関連するページ