JIRCAS国際シンポジウム2018「『水産』で活躍する女性研究者 ~ SDGsへの貢献」を開催

国際農研は、平成30年11月6日、水産研究及び水産業における女性の活躍推進をめざし、国際シンポジウムを開催しました。

 国際農研は、平成30年11月6日、水産研究及び水産業における女性の活躍推進をめざし、国際シンポジウムを開催しました。

 シンポジウムではまず、主催者代表の岩永勝・国際農研理事長が開会の挨拶を行い、今回のシンポジウムの目的と意義を述べました。続いて農林水産技術会議事務局の島田和彦研究総務官から歓迎の挨拶をいただきました。

 基調講演では、アジア水産学会のMeryl Williams議長から「発展途上地域における女性研究者・管理者の養殖・水産業への貢献と今後の展望について」、水産研究・教育機構の中田薫理事から「日本国内における水産業への女性たちの貢献および今後の活躍について」の演題で御講演をいただきました。続くセッション1では「水産研究における女性研究者」というテーマのもと、WorldFish Cambodiaの蔵由美子所長、SEAFDEC/AQDのEvelyn Grace de Jesus Ayson博士、国際農研の姜奉廷博士から、水産資源のSDGs達成への貢献、東南アジアの持続的養殖研究開発、クルマエビ類の新しい養殖技術開発について、女性研究者の視点から興味深い発表をいただきました。セッション2では、「水産業における女性」というテーマで、東海大学の関いずみ教授、5M Publishing社・The Fish SiteライターのBonnie Waycott氏から、国内外の水産業で活躍する女性についての数多くの事例が紹介されました。続くパネル・ディスカッションでは、講演者7名全員にパネリストとし登壇していただき、会場も交えた活発な意見交換が行われました。

 最後に、水産業を推進し、SDGsに貢献するためには女性研究者や水産業に従事する女性の役割が重要であるとのメッセージを込めた小山修理事の挨拶により、シンポジウムは閉会しました。

参考

The Fish Site
Women in aquaculture: JIRCAS International Symposium 2018
https://thefishsite.com/articles/women-in-aquaculture-jircas-internatio…

開会の挨拶:岩永勝 JIRCAS理事長

来賓の挨拶:島田和彦 農林水産技術会議事務局研究総務官

基調講演:Meryl Williamsアジア水産学会議長

基調講演:中田薫 水産研究・教育機構理事

パネル・ディスカッション

記念写真

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