JIRCAS生産環境・畜産領域の伊ヶ崎健大研究員らの論文「中国内モンゴル自治区フルンボイル草原において観光行動が草原退化に及ぼす影響」に対し、この度第9回日本ペドロジー学会論文賞が贈られました。
本賞は、日本ペドロジー学会の機関紙である「ペドロジスト」誌で公表されたオリジナル論文を対象に、2年に1回、最も優れた1報を選考し、論文賞として表彰されるものです。
同氏らは本論文において、内モンゴル自治区では近年の観光活動の活発化に伴い、従来草原退化(砂漠化)の原因とは見なされていなかった「観光行動」による草原退化が急速に進んでいることを土壌・植生の両面から明らかにするとともに、その結果に基づき草原の適正利用に関する提言を行いました。
授賞式は平成29年3月10日に開催された2017年度和歌山大会にて執り行われました。