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202. COVID-19復興とアフリカにおけるフードシステム転換リープフロッグ

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2020年12月18日、CGIARのDr. Kundhavi Kadiresanが、「COVID-19復興において、いかにアフリカがリーダーシップをとれるか」との論考を発表しました。  

アジアや欧米と比較して、アフリカはCOVID-19の死亡者数では比較的これまで被害を免れています。そのかわり、パンデミックはフード・サプライチェーンに大きな影響を及ぼし、幾つかの国では飢餓の悪化が懸念されています。支援機関・NGO・研究機関が飢餓と貧困悪化回避のために政府支援に乗り出すのを機に、農業を開発・経済成長の中心に据え、食生活・栄養・健康の向上を目指すべきです。Dr. Kadiresanは、世界的な持続的なフードシステム移行の動向に先んじて、アフリカは世界的ショックに対するフードシステム強靭性の強化に取り組み、フードシステム転換におけるリープフロッグを達成すべきとしました。

国際農業研究のフロンティアを切り開いてきたCGIARは国際農研の長年のパートナーであり、来年50周年を迎えます。11月に行われたJIRCAS 50周年記念国際シンポジウムにおいて、Dr. KadiresanはCGIARを代表して祝辞をお寄せくださいました。 

参考文献

Inter Press Service. OPINION - How Africa can Lead the World in the COVID-19 Recovery By Kundhavi Kadiresan http://www.ipsnews.net/2020/12/africa-can-lead-world-covid-19-recovery/

(文責:研究戦略室 飯山みゆき)

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