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333. 7月11日は世界人口デー
* 世界人口デーの2022年最新記事はこちら
世界人口デー(World Population Day)は、世界の人口問題について関心を高めるため、1989年に国連人口基金が提案し、1990年に国連総会で正式に国際デーとして定められました。1987年の7月11日に世界の人口がおよそ50億人を超えたことから、この日に決まりました。
国際連合人口基金(UNFPA)が2021年4月14日に発表した「世界人口白書2021(The State of World Population 2021)」によると、2021年の世界人口は78億7500万人で、昨年に比べ8000万人増加したと報告しています。
(日本の人口は1億2610万人で世界第11位。2020年から40万人減少しました)
また、国際連合「世界人口予測2019(World Population Prospects 2019)」では、 2030年に85億人、2050年には97億人、2100年には109億人に達し、中でもサブサハラ・アフリカの人口は2050年までにほぼ倍増すると予測されています。
人口推移(上位15カ国)
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データ:UN World Population Prospects 2019
2050年までの世界人口増加の半分以上は、インド、ナイジェリア、パキスタン、コンゴ民主共和国、エチオピア、タンザニア、インドネシア、エジプト、アメリカの9か国に集中することが予測されています。今回、世界人口予測2019の中位推計値のデータを基に、上位15カ国の人口推移が分かるバーチャートを作成したところ、2020年には3カ国のみであったアフリカが7カ国にまで増えました。また、チャートでは2026年から27年にかけてインドが中国を上回り、世界最多人口の国に浮上すると予測しています。
今後も世界的に予測される人口増や都市化により、食料消費の質・量的変化の加速は、食料供給・流通・需要の全段階に影響を及ぼす可能性を秘めています。国際農研は7月14日、世界の農産物市場の動向をまとめた「OECD-FAO 農業アウトルック報告書」出版記念イベントをFAO駐日連絡事務所と協力して開催いたします。執筆者がライブ講演し、世界の食料安全保障を維持するために必要な戦略的な政策・科学技術分野について議論します。ぜひご参加ください。
「OECD-FAO 農業アウトルック報告書」出版記念イベント
■日時:2021年7月14日(水)15:00~16:30
■プログラム:https://www.jircas.go.jp/ja/event/2021/e20210714
イベントは終了しました。
こちらからイベントの概要、イベントのYoutube動画を見ることができます。
https://www.jircas.go.jp/ja/reports/2021/r20210721
世界人口のツイートです。リツイートや共有にお使いください。
#世界人口デー
— 国際農研 (@jircas_direct) July 9, 2021
1987年7月11日に世界人口が50億人を超えたことを記念して国連総会で決めたそうです。
2021年の世界人口は78億7500万人。2030年に85億、2050年には97億、2100年には109億人に達すると予測されています。
2020~2100年までの人口推移はこちらをご覧ください↓https://t.co/9IpUqj0rgM
*人口推移のバーチャートはFlourish(https://flourish.studio/)を用いて作成しました。
(参考)
The State of World Population 2021:
https://www.unfpa.org/sowp-2021
World Population Prospects 2019
https://population.un.org/wpp2019/
バーチャートレース(人口予測上位15カ国)
https://public.flourish.studio/visualisation/2442816/
世界の地域別人口推移グラフ
https://public.flourish.studio/visualisation/6574171/
(文責・グラフ作成: 情報広報室 金森 紀仁)