研究職員(主任研究員)募集

国立研究開発法人国際農林水産業研究センターでは、研究職員(主任研究員)の募集を行っております。

国立研究開発法人国際農林水産業研究センターでは、研究職員の募集を行っております。
この採用は、すでに一定の経験を有する研究者によって当センターの基幹的業務を担当させ、研究活動の一層の推進を図る観点から実施するもので、採用予定ポスト、応募条件、採用試験要領は下記のとおりです。

研究業務内容等の詳細は採用情報をご参照ください。

採用予定の研究領域及び研究業務内容等

公募番号 研究領域、ポスト、採用予定人数 採用時期 研究業務内容・実施研究課題例・キーワード

3 (作物栽培生理・植物栄養)

生産環境・畜産領域、1名

令和3年4月1日(予定)

食料問題が依然として深刻なサブサハラアフリカおよび南アジアの食料安全保障と貧困削減を実現するためには、栽培環境に応じた安定的な作物生産技術の開発が不可欠である。これらの地域では、肥料や農薬など農家の資源投入力が乏しく、かつ、灌漑設備などの生産基盤も脆弱であることから、開発する生産技術は、水や養分の利用に優れ、様々な環境ストレスに強靭であることが求められる。また、農村地域の所得向上と栄養改善につなげるためには、消費者の嗜好性や栄養ニーズに合致する付加価値の高い生産技術の開発が重要である。

こうした状況を背景に、国際農研では、同地域の基幹作物であるイネを対象に、リン浸漬処理など養分利用に優れた施肥技術、不良環境に適応した品種、旱魃や塩害等の環境ストレスに応答して機能性成分を蓄積する高機能性米の開発を行ってきた。今後、地域の所得向上と栄養改善を具体化するために、これらの成果を基盤として、農家の受容性を高めるための開発技術の改善や技術の社会実装を進めるとともに、水田裏作としてのマメ科・野菜栽培などを導入した新たな生産技術の開発を行う。同時に、市場ニーズが多様化する南アジア地域では、不良環境における高機能性作物の生産体系を確立する。

そこで、現地の栽培環境を定量的に把握し、圃場試験に基づいて養分利用と健康機能性に優れた作物生産技術の開発に取り組みながら、得られた研究成果を生産体系として統合し、農家への技術普及にも繋げていける研究者を募集する。本研究者は、途上国における不安定な生産環境において、環境負荷軽減や養分利用効率の向上に資する作物生産技術開発の経験と優れた研究業績を有すること、相手国研究機関や栄養・機能性評価に関わる研究者と連携して現地の圃場試験を統括・運営するためのリーダーシップを有すること、農家、行政、民間企業などの受益者と協力して研究成果を社会実装に繋げていける幅広い人脈と調整能力をもつこと、並びに、着任後ただちにその能力を発揮できることが必要である。

【実施研究課題例】

○アフリカの生産環境における養分利用に優れたイネ生産技術の開発
○アフリカの生産環境における栄養改善に資する水田裏作体系の開発
○南アジアの不良環境条件における高機能性米生産技術の開発
○受益者と連携した開発技術の社会実装

【キーワード】

専門分野:作物栽培生理、養分循環、技術普及
国際分野:国際共同研究を推進するリーダーシップ、語学力(英語)、サブサハラアフリカおよび南アジアでの研究経験と業績