第11回熱研一般公開(6月26日)の開催報告

熱帯・島嶼研究拠点(熱研)では、市民のみなさまお待ちかねの熱研一般公開を2016年6月26日(日)に開催いたしました。今回の一般公開では「世界の食料の未来のために ~石垣から世界へ~」をテーマに、作物や現地情報を含めて、熱研の世界的な連携活動を紹介いたしました。

熱帯・島嶼研究拠点(熱研)では、市民のみなさまお待ちかねの熱研一般公開を2016年6月26日(日)に開催いたしました。2006年に始まった熱帯一般公開も、今回で11回目を迎えました。

日々の食料の多くを海外からの輸入に支えられている日本にとって、開発途上地域の農業技術の進歩はとても重要です。世界の農業問題の解決は、国際的な協力なしには不可能です。熱研もアフリカや東南アジアの研究機関と協力し、現地で農業の持続性や農産物の安定生産などについての研究を行っています。そこで、今回の一般公開では「世界の食料の未来のために ~石垣から世界へ~」をテーマに、作物や現地情報を含めて、熱研の世界的な連携活動を紹介いたしました。

内容は「体験」、「展示」、「見学」および「ミニ講演会」の四部構成にして、見て楽しんで学べるように企画・実施いたしました。多くの見学者(大人362人、小学生以下223人、計585人)が来所し、様々なイベントにご参加いただき、熱研の研究活動の一端に触れていただきました。

ご参加いただいたイベントを通して、熱研と市民のみなさまとの交流が深まり、熱研の発信する研究情報などが市民のみなさまのための一助になったことと思います。また、子どもから大人までみんなが楽しみながら、農業に触れ農業を理解するきっかけの場になったことを希望いたします。

なお、下記のとおり、報道されました。

  1. 八重山毎日新聞2016年6月29日朝刊第9面「家族連れ大勢が見学 熱研の施設を一般公開」
    http://www.y-mainichi.co.jp/news/30036/

「熱帯果樹研究の紹介」

様々な質問が飛び交う。

「熱帯果樹研究の紹介」

パラミツ果実の大きさと重さを体感。

「平張りネットハウスの見学」ツアー

工夫の集大成に聞き入る。

「サトウキビ品種・野生種の展示」

それぞれの品種の違いに触れられる場。

「かき氷、氷ぜんざい」

34℃の猛暑には最高。

「パイナップル・黒糖の試食」

採れたての美味しいこと。

「マメ科作物の展示」

珍しいマメに関心いっぱい。

ミニ講演会: バイオ燃料のお話

ミニ講演会: アフリカ農業研究こぼれ話

「JIRCAS職員が見た世界」写真展

初めて目にする世界に見入る。

「イネの歴史 ~野生型から栽培型へ~」

子どもも大人も興味しんしん。

「傾斜圃場・水質浄化水路の見学」

摘み放題のエンサイはお土産に。

「油の取れる植物の紹介」

興味深い展示パネル。

“ねっけんくん”はどこでも子どもたちの人気者。

「世界の民族衣装を着てみよう」

気分はモンゴル遊牧民。

「アンケート・おみやげ」

アンケートに答えて、おみやげをゲット。

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