第10回熱研一般公開(6月28日)の開催報告

熱帯・島嶼研究拠点(熱研)では、第10回熱研一般公開を2015年6月28日(日)に開催いたしました。

熱帯・島嶼研究拠点(熱研)では、市民のみなさまお待ちかねの熱研一般公開を2015年6月28日(日)に開催いたしました。2006年に始まった熱研一般公開も、今回で10回目を迎えました。 
 日々の食料の多くを海外からの輸入に支えられている日本にとって、開発途上地域の農業技術の進歩はとても重要です。世界の農業問題の解決は、国際的な協力なしには不可能です。熱研もアフリカや東南アジアの研究機関と協力し、現地で農業の持続性や農産物の安定生産などについての研究を行っています。そこで、今回の一般公開では「世界の食料・農業・環境問題の解決を目指して ~石垣から世界へ~」をテーマに、現地の情報や熱研の世界での活動を紹介いたしました。 
 内容は「楽しむ」、「学ぶ」そして「ミニ講演会」の三部構成で、見て楽しんで学べるように企画・実施いたしました。多くの見学者(大人490人、小学生以下273人、計763人)が来所し、様々なイベントにご参加いただき、熱研の研究活動の一端に触れていただきました。
 ご参加いただいたイベントを通して、熱研と市民のみなさまとの交流が深まり、熱研の発信する研究情報などが市民のみなさまのための一助になったことと思います。また、子どもから大人までみんなが楽しみながら、農業についての興味や理解を深めるきっかけになったことを希望いたします。

なお、下記のとおり、報道されました。

  1. 八重山毎日新聞2015年6月29日朝刊第8面「コスモスの花摘みに歓声 恒例の熱研一般公開 大勢の親子連れ」
    http://www.y-mainichi.co.jp/news/27753/
  2. 石垣ケーブルテレビのニュース番組2015年6月29日(月)19:30「ICTやえやまナウ」
日時
平成27年6月28日(日) 10:30~15:30(9:45開場)
テーマ
世界の食料・農業・環境問題の解決を目指して ~石垣から世界へ~ 
会場
熱帯・島嶼研究拠点(熱研)(石垣市字真栄里川良原1091-1)

「イネで見る遺伝子の効果」にてDNAを初めて扱う小学生

「熱帯果樹ハウスの見学」にて探究心旺盛な市民との質疑・応答

「かき氷、氷ぜんざい」にて34°Cの猛暑を凌ぐ市民と子どもたち

「マメ科作物の展示」にて珍しいマメに関心を示す市民

「ミニ講演会」にて市民へ丁寧に説明する講演者

「ミニ講演会」にて市民へ丁寧に説明する講演者

「熱研クイズ大会」にてピーチパイン獲得を目指す市民と子どもたち

“ねっけんくん”はどこでも子どもたちの人気者、「スタンプラリースタート&ゴール」にて

“ねっけんくん”はどこでも子どもたちの人気者、「農作業機の展示」にて

「西アフリカ伝統作物の紹介」にて子どもに説明する市民

「世界の民族衣装を着てみよう」にてモンゴルの風景を背に民族衣装を楽しむ市民

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