概要

 JIRCAS生物資源・利用領域の小杉昭彦プロジェクトリーダーが、このたびタイ王国 キングモンクット工科大学トンブリ(以下、KMUTT ; 大学長 Dr. Sakarindr Bhumiratana)1)より名誉博士(生化学)の称号を授与されました。

 これまで同リーダーが主導的に携わってきたJIRCASのアジアバイオマスプロジェクトを通じて、KMUTTの学術的、技術的な地位向上、共同研究によるKMUTT教職員及び研究者、さらにタイ国内の他大学や、マレーシア、インドネシアの研究者の人材育成に努めてきたことが、KMUTT大学評議会において高く評価され、この度の同大学の名誉学位の授与となったものです。

 小杉昭彦プロジェクトリーダーは、過去10年に渡り、KMUTTを中心にバイオマスプロジェクトのコア技術として好熱嫌気性細菌によるリグノセルロース糖化技術を開発してきました。これまで同リーダーがKMUTTと共に達成してきた研究成果は、糖化プロセスの技術開発のみにとどまらず、多くの国際誌への論文発表や国際特許取得として公表されてきました。またこれらの成果をもとに、最近では東南アジアにおける農産廃棄物からのバイオガス製造技術の実用化促進のため、平成27年5月にJIRCAS、(株)IHI環境エンジニアリング及びKMUTTとの国際産官学共同研究契約を締結しました2)

 名誉博士学位授与式は、平成27年11月11日にKMUTT学位授与式(バンコク国際貿易展示場:BITEC)の中でとり行なわれ、来賓であるタイ王室 マハー・チャクリー・シリントーン王女殿下より小杉昭彦プロジェクトリーダーへ名誉博士の称号が授与されました。

 KMUTT学位授与式の模様: https://www.youtube.com/watch?v=aoSCFve-lS4

1) キングモンクット工科大学トンブリ(KMUTT)
タイで初めて創設された工科大学。キャンパスはメインキャンパス(Bangmod)を含め主に3つあり、機械工学、建築学、エネルギー学、環境学が有名です。

2) バイオガス製造技術の実用化に向けた3機関の国際的連携
平成27年5月20日、JIRCASは、東南アジアにおける農産廃棄物からのバイオガス製造技術の実用化促進のために、IHI環境エンジニアリング及びタイのキングモンクット工科大学と共同研究契約を締結し、同契約の調印式をタイにてとり行いました。(広報: プレスリリース 発表日: 2015年5月20日)