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189. JIRCAS創立50周年記念国際シンポジウム2020 ビデオ公開

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2020年11月10日(火) 、JIRCAS創立50周年記念国際シンポジウム 2020 「ポスト・コロナ時代のグローバル・フードシステムをとりまく地球規模課題の展開と農林水産業研究における国際連携の役割」がオンラインにて開催されました。

 

 

当日のシンポジウムの様子について、セッションごとの映像を公開いたしました。ご覧いただければ幸いです。

 

 

また、当日いただきました質問について、シンポ・国際農研活動全体の内容にかかわる質問につきまして、以下のようにお答えしたいと思います(個人・個別の活動に対する質問につきましては、担当者より回答させていただきました)。

 

Q1: 日本人研究者が現地に渡航できない中で、国際農研は現地での作業・実験・銀行口座を含む管理について、どう対応されていますか。

A1: 国際農研は現地のカウンターパートと緊密に連絡をとり、現行のプロジェクト活動のとりまとめ作業を実施していただいています。コロナ禍の状況が解決次第、海外出張を再開できればと考えております。現在は、来年4月から開始予定の5か年計画におけるプロジェクト活動を検討しています。

 

Q2: 残念ながら、本シンポジウムはコミュニケーションに関して完全な一方通行であり、将来は双方向コミュニケーションでのイベントを期待します。

A2: コメントありがとうございます。将来のシンポジウム企画にて参考にさせていただきます。

 

Q3: 講演2では、西アフリカや中央アフリカにおける作物収量が理論値の10%にしか達していないとのことであった。何故それほど現実の収量が低いのでしょうか。これを克服するために何をすべきでしょうか。

A3: 原因の一つとして、現地の農民が最適な技術を採択する上で、様々な生物物理的(土壌・水などを含む)・社会経済的(資本・土地制度・労働・マーケットアクセス・新技術導入に必要な知識などを含む)制約に直面していることが考えられます。ただ技術を 開発して与えればすむのではなく、農民が直面する上述した制約を考慮していくことが不可欠です。

 

Q4: 温室効果ガス排出を削減しながら世界人口に十分な食料を供給するには、肉類の消費減らす必要があるかと思いました。人々の消費行動を変えるのに科学はどのように貢献すべきでしょうか。          

A4: 人々が健康な食生活に移行するためには、意識改革のための教育とともに、人々にそうさせる誘引を与える政策が必要だと考えます。

 

Q5: プレゼン資料は入手可能でしょうか。

A5: 公開したビデオをご覧ください。もしスライドが必要とのことでしたら、講演者に確認いたしますので、個別に国際農研にお問い合わせいただければ幸いです。

 

Youtubeリンク

https://www.youtube.com/playlist?list=PLd_qmyirYdYordCpUoOqk8QGXDAaCBsxS

(文責:研究戦略室 飯山みゆき)

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