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119. JIRCAS創立50周年記念国際シンポジウム2020

 

国際農研は1970年に農林省熱帯農業研究センターとして創立され、今年(2020年)50周年を迎えました。このたび、令和2年11月10日(火)に、創立50周年を記念した国際シンポジウムを開催します。本年はコロナ感染症対策をめぐる事情が刻々と変化するのを踏まえ、「ポスト・コロナ時代のグローバル・フードシステムをとりまく地球規模課題の展開と農林水産業研究における国際連携の役割」をテーマに、ウェビナー形式での開催を予定しております。プログラム詳細や参加方法については、後日、HPにて発表します。

 

【概要】

2020年初頭以来、新型コロナウイルス感染症(COVID-19)パンデミックの影響が世界中を吹き荒れています。感染拡大防止策としての移動規制の実施は、経済活動の停止を余儀なくし、未曽有の世界経済危機をもたらしています。一方、グローバルサプライチェーンの寸断は、世界食料危機の懸念をもたらし、とりわけ輸入食料に依存する開発途上国では食料栄養安全保障が危機にさらされています。2020年8月時点において、各国では都市封鎖を含む感染防止策疲れが起きており、各国政府が経済再開に踏み出す状況の中、COVID-19の感染の中心地は途上国に移行しつつあります。途上国の農業セクターは、気候変動の影響で既に影響を受けています。保健・経済緊急事態の規模を踏まえ、国連は、食料栄養危機に陥る人々の急増を伴う人道危機の悪化を予測しています。

今日、国際社会は、気候危機の深刻化、環境破壊にも一部起因するとされる人獣共通感染症発現の頻発化、をはじめとする地球規模課題に絶えず直面するようになっています。これら課題の展開は、極めて速く、かつ複合的で、我々の地球・生活のあらゆる側面に影響を及ぼすようになっています。さらに気候危機、人獣共通感染症危機、途上国における食料安全保障は密接に関連しあっています。気候変動の逆転、パンデミック拡大の阻止、食料安全保障の維持は、環境保全・資源利用効率性と収量向上に貢献するクライメート・スマートかつ持続的な農業集約技術の開発と普及を通じ、体系的に取り組まれる必要があります。

国際農研は、1970年に熱帯農業研究センター(TARC)として創立して以来、半世紀にわたり、開発途上地域における農林水産業分野の国際共同研究を牽引する我が国のフロントランナーとして活動を続けてきました。国際農研は、50年の歴史に基づく強みを活かしつつ、今後も重要性を増していく地球規模課題を見据え、開発途上地域の農林水産業分野における国際共同研究を行っていきます。

本シンポジウムでは、共同研究パートナーとともに、コロナ禍で露呈したグローバル・フードシステムの課題を含み、開発途上地域の農林水産業分野における重要研究課題について議論します。同時に、技術開発・普及における国際開発パートナーとの協力関係強化を通じ、より効果的でインパクト重視の国際連携の在り方について、意見交換を行います。

 

日時:令和2年11月10日(火) 15:00 – 17:30

開催方式: オンライン・日英同時通訳

プログラム詳細や参加方法: 後日、HPにて発表
 

(文責:研究戦略室 飯山みゆき)