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1135. 2024年は観測史上最も暑い年になる見込み

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1135. 2024年は観測史上最も暑い年になる見込み

 

11月7日、コペルニクス気候変動サービスは、2024年はほぼ確実に最も暖かい年であり、気温上昇が1.5°Cを超える最初の年になる可能性を発表しました。

2024年10月は、2023年10月に次いで世界で2番目に暖かい10月であり、平均地表気温は15.25°Cで、1991年から2020年の10月の平均を0.80°C上回っています。     

2024年10月の気温上昇は産業革命前の平均気温に比べより1.65°C上昇し、16カ月間で15カ月間で15カ月間、地表気温が産業革命前の平均気温よりより1.5°Cを超えました。 

過去12ヶ月間(2023年11月〜2024年10月)の世界平均気温は、1991年から2020年の平均を0.74°C上回り、1850年から1900年の産業革命前の平均を1.62°C上回ったと推定されています。

2024年の1月から10月の地球の平均気温偏差は、1991年から2020年の平均を0.71°C上回っており、これはこの期間としては過去最高であり、2023年の同時期よりも0.16°C高くなっています。 2024年が観測史上最も暑い年になることは、今やほぼ確実です。2024年が最も暖かい年にならないためには、2024年の残りの期間の平均気温偏差がほぼゼロに下がる必要があります。

2023年が産業革命前の水準を1.48°C上回ったことを考えると、2024年の年間気温も産業革命前の水準より1.5°C以上高くなることはほぼ確実であり、1.55°C以上高くなる可能性も高いとされています。

 

(文責:情報プログラム 飯山みゆき)
 

 

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