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1061. 気候変動・人口増-アフリカ農業におけるレジリエントで多様な作物の必要性
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1061. 気候変動・人口増-アフリカ農業におけるレジリエントで多様な作物の必要性
2024年版世界人口推計が公表された7月11日、アメリカ合衆国政府が運営する国営放送Voice of Americaのブログは、気候変動・人口増が世界食料安全保障を脅かす中、とりわけアフリカに関し、レジリエントな多様な作物を取り入れた農業変革の必要性を強調しました。
世界人口は、今後60年間増え続け、現在の82億人から2080年代には103億人に達することが予測されており、そのほとんどが出生率の高止まりしているアフリカで予測されています。
アフリカでは気候変動によって食料安全保障への不安が高まる一方、人口増によって一人当たり農地がどんどん小さくなっています。そんな中で、農地一ヘクタールあたりの生産性向上が喫緊の課題となっています。そのためには、科学技術を通じ、持続的な集約化によって収量を向上しつつ、予測不能な気異常気象に適応し、干ばつでも生産できる品種・多様な作物を組み込んだ農業システムを構築する必要性が求められています。
(文責:情報プログラム 飯山みゆき)