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1032. 世界環境デー
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1032. 世界環境デー
6月5日は世界環境デー、その由来は、1972年6月5日からスウェーデンのストックホルムで開催された「国連人間環境会議」を記念しており、日本とセネガルの共同提案により国連総会で制定されました。
それから52年の今日、世界中でエコシステムが危機にさらされています。森林、乾燥地帯、農地から湖にわたり、人為的な経済活動の圧力のもと、自然界は転換点に達しつつあり、人類の生存そのものを脅かしています。
国際連合砂漠化対処条約(United Nations Convention to Combat Desertification、略称:UNCCD)によると、地球の陸地の40%が劣化し、世界人口の約半分に影響を及ぼしています。干ばつの数および期間は2000年来29%増加しており、緊急に対策をとらなければ、2050年までに世界人口の4分の3近くが影響を受けることが予測されています。
2024年世界環境デーのテーマは、「我々の大地、我々の未来 Our land. Our future」。SDGs達成に向けて、時間を巻き戻すことはできないにしても、世界中のエコシステムの回復に向け、森を育て、水源を再生し、喪われた土壌を取り戻すためのアクションが求められています。
(文責:情報プログラム 飯山みゆき)