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955. 2月10日は「世界マメの日」

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955.  2月10日は「世界マメの日」

 

国連は、2016年の「国際マメ年」を記念して、2月10日を「世界マメの日」とすることを2018年12月開催の国連総会で定めました。世界マメの日は、マメ類のもつ優れた栄養、持続可能な食料システムと飢餓のない世界への貢献についての認識を高める機会となることを目指しています。

FAOは、マメ類が与える栄養上の利点や持続可能な食料システムへの貢献に関するレポートを多く出版しており、今回のPick Upでいくつか紹介します。

A guide to World Pulses Day 2024
(国際マメ年ガイド2024)
このガイドでは、2024 年の世界マメの日のテーマ「Pulses: nourishing soils and people(マメ: 土壌と人を養う)」と、世界マメの日を祝うために誰もができる行動に焦点を当てています。
 
Pulses: Nutritious seeds for a sustainable future
(マメ: 持続可能な未来のための栄養価の高い種子)
栄養、健康、気候変動、生物多様性、食糧安全保障に対してマメ類が与える影響について記載しています。さらに、マメの種類別の特徴や栽培法、さらには調理法についても詳しく記載された、まさにマメの百科事典。美しいイラストも多く掲載されています。

The global economy of pulses
(マメ類の世界経済)
世界のさまざまな地域におけるマメの消費傾向を分析し、健康的な栄養におけるマメが果たす役割と、貿易における重要性について報告しています。

Pulse crops for sustainable farms in sub-Saharan Africa
(サブサハラアフリカの持続可能な農場のためのマメ)
マメ類は鉄、タンパク質、エネルギーが豊富で、土壌侵食の抑制と土壌栄養の再生に適しています。サブサハラアフリカの小規模農場における食糧安全保障と環境保全のためにマメ類を利用するための選択肢を示したレビューです。

Mainstreaming efficient legume seed systems in Eastern Africa
(東アフリカにおける効率的なマメ科種子システム)
マメ科種子の生産と入手可能性、そして、改良品種へのアクセス、種子コストの削減について記載し、マメ科種子の利用を促進させます。

Soils and pulses: Symbiosis for life
(土壌とマメ: 生命のための共生)
飢餓と栄養失調の撲滅、気候変動への適応、土地劣化の阻止、持続可能な開発を達成するための実践法について記載された報告書です。

Pulses and their by-products as animal feed
(動物飼料としてのマメ類とその副産物:植物残渣)
マメ類の副産物が家畜に与える栄養的な役割に焦点を当て、家畜生産と食糧安全保障に対するマメとその副産物の役割、および、これらの副産物を効率的に使用するアプローチについて記載されています。

Infographics
(インフォグラフィック)
FAOの世界マメの日のページに載っている一連のインフォグラフィックは、マメ類が栄養、 食糧安全保障、健康にどのように貢献できるかを概説し、気候変動に適応し生物多様性を増加させるマメの力を示しています。


参考:
Celebrating the power of pulses (FAO): 
https://www.fao.org/publications/home/news-archive/detail/the-power-of-…

(文責:情報広報室 金森 紀仁)


 

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