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707. 南米原産のスーパーフード「キヌア」の魅力

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707. 南米原産のスーパーフード「キヌア」の魅力

近年「スーパーフード」として注目を浴びているキヌア(quinoa; 学名Chenopodium quinoa)は、ボリビアのウユニ湖のような塩湖の近辺という厳しい環境でも育つ奇跡の作物です。近年、気候変動への適応という視点からも、キヌアの不良環境耐性メカニズムの解明の重要性についても注目が集まっています。

国際農研は、京都大学等と共同で、世界で初めてキヌアのほぼ完全なゲノム解読に成功しています。2020年より、ボリビアのサン・アンドレス大学(UMSA)・農業研究普及機関PROINPAや、京都大学・帯広畜産大・東京農工大学と共同で、「高栄養価キヌアのレジリエンス強化生産技術の開発と普及」についての研究を実施しています。キヌアの品種改良・高付加価値化への道筋をつけるのみならず、厳しい環境・気象条件に適応する作物のメカニズムを明らかにすることで、気候変動に対する育種戦略への知見を得ることを目指しています。

 

来週火曜日、一般講座「SATREPSシンポジウム 南米原産のスーパーフード「キヌア」の魅力」が開催されます。

SATREPSプロジェクトのボリビアの研究者や北海道でキヌア栽培を開始している生産者の方々を講師に招き、一般の方向けに、キヌアやバレイショなどアンデス山脈の魅力ある作物の紹介を行い、将来の食料として期待されているキヌアの魅力を伝えます。

沢山のお申し込みをお待ちしております。

 

「SATREPSシンポジウム 南米原産のスーパーフード「キヌア」の魅力」

開催概要:https://www.jircas.go.jp/ja/satreps-bolivia/topics/events/20230127
主催:国際農林水産業研究センター SATREPSプロジェクト
共催:帯広畜産大学
日時:2023年2月7日(火)15:00~19:00
場所:帯広畜産大学 講義棟25番教室およびオンライン配信(Zoom)
言語:日本語(スペイン語は日本語に同時通訳)
参加費:講演セッション:無料、交流セッション:2,000円/人


講演セッション 15:00~17:15(各講演20分程度の予定)

開会挨拶
〇ボリビアとキヌアとSATREPSプロジェクト
 永利 友佳理(主任研究員)    国際農林水産業研究センター
〇アンデス産作物の多様性と魅力
 Wilfredo Rojas (ラパス事務所代表)アンデス産作物普及財団(PROINPA)
〇キヌアの機能性・ボリビアのキヌア料理紹介
 Giovanna Almanza(教授)    サンアンドレス大学化学研究所
〇十勝人チャレンジ人材支援事業とキヌアの魅力
 河田 利則(代表取締役)    株式会社とかち河田ファーム
〇北海道におけるキヌア栽培
 高橋 朋一(代表取締役)    株式会社けんぶちVIVAマルシェ
〇キヌアの消費者動向調査
 窪田 さと子(准教授)    帯広畜産大学環境農学研究部門
〇キヌアの料理紹介
 栂安 信子(代表)    Nobu kitchen

交流セッション 17:30~19:00

帯広畜産大学かしわプラザにてキヌア料理の試食と講演者との意見交換を行います。
参加申込み:〆切2月3日(金)15時

 

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キヌアシンポチラシ

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

(文責:生物資源・利用領域 永利友佳理)

 

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