モザンビーク
モザンビーク共和国(モザンビークきょうわこく)、通称モザンビークは、アフリカ大陸南東部に位置する共和制国家である。南に南アフリカ共和国、南西にスワジランド、西にジンバブエ、北西にザンビア、マラウイ、北にタンザニアと国境を接し、モザンビーク海峡を隔てて東にマダガスカルとコモロが存在する。首都はマプト。 旧ポルトガル植民地であり、1964年からモザンビーク独立戦争を戦い、1975年に独立を達成した。独立後も1977年から1992年までモザンビーク内戦が続いた。内戦終結後は好調な経済成長を続ける反面、HIV/AIDSの蔓延が問題となっている。ポルトガル語諸国共同体、ポルトガル語公用語アフリカ諸国の加盟国である。隣接国が全て英語圏の国家であるため、1995年からイギリス連邦に加盟している。
(DBpediaより引用)関連するJIRCASの動き
アフリカの乾季がある熱帯・亜熱帯地域で利用できる「サイレージ・発酵TMR -調製マニュアル-」を発行
国際農研は、モザンビーク南部を対象として行った「アフリカ食料」プロジェクトで得られた畜産研究の成果に基づいて、現地で活動する研究者や生産者が、サイレージと発酵TMRの調製法を理解し活用できる情報を提供するためのマニュアルを発行しました。
社会科学領域の小出淳司研究員が日本農業経営学会学会誌賞を受賞
社会科学領域の小出淳司研究員らの研究論文「アフリカの小規模家族農業における経営計画モデルの構築 ―モザンビーク北部ナカラ回廊の事例―」が日本農業経営学会学会誌賞を受賞しました。
刊行物
Silagem & Mistura Total de Ração Fermentada (MTRF) -Manual de Tecnologias-
Instituto de Investigação Agrária de Moçambique (IIAM), Centro Internacional de Investigação Agrária do Japão (JIRCAS), マニュアル・ガイドライン. ( )
Silage and Fermented TMR -Preparation Manual-
Instituto de Investigação Agrária Moçambique (IIAM), Japan International Research Center for Agricultural Sciences (JIRCAS), マニュアル・ガイドライン. ( )
JIRCASニュース(87)
国立研究開発法人国際農林水産業研究センター, JIRCASニュース. 87 ( )
jircas_news-87_-.pdf2.98 MB
JIRCAS Newsletter(87)
Japan International Research Center for Agricultural Sciences, JIRCAS Newsletter. 87 ( )
jircas_newsletter-87_-.pdf2.38 MB

キャッサバ : 熱帯農業における重要性と将来性
山田 登, 熱帯農研集報. 26 , 13- 24 ( )
出張報告書
報告書番号 | 出張年月 | 国名 | 出張目的 | 関連プログラム |
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H31-0517 | 2020年02月 - 2020年03月 | ガーナ, モザンビーク | 1.ガーナ国でのプロジェクト実施のための基礎情報・材料の収集、2.2019/2020年圃場試験の実施 | 情報収集分析, 農産物安定生産 |
H31-0489 | 2020年02月 - 2020年03月 | ブルキナファソ, モザンビーク | 1.ソルガムストーバーサイレージの発酵分析(ブルキナファソ)、2.乳酸菌の選抜試験(モザンビーク) | 資源・環境管理, 農産物安定生産 |
H31-0416 | 2020年01月 - 2020年02月 | モザンビーク | 未利用資源活用等による低コスト型飼料調製法に関する調査 | 農産物安定生産 |
H31-0358 | 2019年11月 - 2019年11月 | モザンビーク | モザンビーク畜産ワークショップ参加 | 農産物安定生産 |
H31-0344 | 2019年11月 - 2019年11月 | モザンビーク | モザンビーク畜産ワークショップ実施運営、2018/2019年圃場試験のサンプル整理と輸入、2019/2020年圃場試験の準備 | 農産物安定生産 |
研究成果情報
- モザンビーク飼料資源を用いた発酵TMR給与は牛乳生産量と収益性を向上させる(2020)
モザンビーク南部で入手できる飼料資源を活用して良質な発酵TMR(混合飼料)を調製できる。発酵TMRを給与することで、慣行的な飼養法に比べてジャージー種乳牛の採食量と消化率を改善し、乳生産量と収益性を向上できる。
- モザンビークにおける乳牛飼養の存立条件を反映した耕畜複合経営計画モデル(2020)
モザンビークの小規模農家による乳牛飼養の存立条件を解明し、耕畜連携を通じて効率的に食料と飼料の確保、リスク分散、所得向上等を達成するための複合経営計画モデルを作成する。同モデルは、乳牛飼養の定着と耕畜連携の促進に向けた意思決定支援に有効である。
- アフリカ小農支援のための農業経営計画モデル(2018)
アフリカ小農の技術普及や生計向上を目的として、小農の技術水準、生計戦略などを反映した農業経営計画モデルを構築し、所得を最大化する作付体系や技術導入規模を特定する。
- トウモロコシとダイズの混作が乾燥ストレス軽減と生産性向上に寄与する (2014)
モザンビーク北部の天水畑作地域において、現地に普及するトウモロコシ品種(Matuba) 2畝とダイズ品種(Olima) 3畝を交互に配置する混作体系を導入することにより、各作物を単作とするよりも生産性が15~49%向上し、その導入効果は乾燥ストレス条件下、もしくはトウモロコシへの窒素施肥量が少ない施肥条件下においてより大きくなる。
- アフリカ稲作におけるケイ素欠乏の実態とその要因(2013)
アフリカの農家圃場ではケイ素欠乏値を示すイネが広範にみられ、土壌のケイ酸供給力不足、不安定な水条件をもつ稲作生態系、および窒素施用量の増加を要因として、ケイ素欠乏のリスクが高まる。