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152. 世界銀行: 貧困と繁栄の共有2020 ―運命の逆転

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2020年10月、世界銀行は、「貧困と繁栄の共有2020: 運命の逆転 Poverty and Shared Prosperity 2020 - Reversals of Fortune」報告書を公表、紛争や気候変動の影響で鈍化傾向にあった貧困削減の傾向が、新型コロナウイルス感染症 (COVID-19) パンデミックによりさらに減速したことにより、2021年までに最大 1.5億人が極度の貧困に陥り、過去20年間で初めて極度貧困人口数が増加するとの見通しを発表しました。

報告書は、とりわけ中所得国での貧困が悪化し、新たな貧困層の約8割が中所得国に集中すること、従来農村部にみられる極度の貧困が今回は都市部でも増加することを予測し、貧困削減の努力のために各国が協力する必要を呼び掛けています。詳しくは、世界銀行発行のプレスリリースにて公表されています。

参考文献

World Bank. Poverty and Shared Prosperity. https://www.worldbank.org/en/publication/poverty-and-shared-prosperity

日本語プレスリリース .新型コロナウイルス感染症により2021年までに極度の貧困層が最大1億5,000万人増加2020年10月7日. https://www.worldbank.org/ja/news/press-release/2020/10/07/covid-19-to-…

(文責:研究戦略室 飯山みゆき)

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