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151. 国連世界食糧計画(WFP)が2020年ノーベル平和賞を受賞

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2020年10月、国連世界食糧計画(WFP)が2020年ノーベル平和賞を受賞しました。WFPは、世界中のとりわけ危険でアクセス困難な状況において数百万人の人々に食糧支援を提供しており、今回の受賞においては、飢餓との闘い、紛争地域における和平条件への貢献、戦争や紛争において飢餓が利用されることを回避する努力が認められました。

気候変動の衝撃と経済危機によって、人々の窮状は近年さらに悪化しています。さらに現在、新型コロナウイルスのパンデミックにより、さらに数百万~数億人の人々が一年以内に飢餓の瀬戸際に押しやられています。

このような緊急支援状況を回避するには、気候・社会経済的に脆弱な地域の人々の食生活を支える農業研究も欠かせません。国際農研は、恒常的に食料援助支援の対象となっているような途上国においても、各国の研究機関と共同で、中長期的に食料生産を安定化する技術開発と栄養改善のための施策提言に繋がる社会調査を実施しています(Pick Up 10)。

参考文献

United Nations. UN World Food Programme wins 2020 Nobel Peace Prize, as hunger mounts. October 9, 2020. https://news.un.org/en/story/2020/10/1075012

国連WFPブログ 国連WFP事務局長がノーベル平和賞受賞で最前線のスタッフとパートナーをたたえる https://ja.news.wfp.org/20-46-world-food-programme-chief-pays-tribute-t… 

Pick Up 10. 新型コロナウイルス・パンデミック ― 中央サヘル地域における人道・食料危機:ブルキナファソのケース https://www.jircas.go.jp/ja/program/program_d/blog/20200406_0 

(文責:研究戦略室 飯山みゆき)