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1331. 史上最も暑い夏

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1331. 史上最も暑い夏

 

9月1日、気象庁の発表によると、2025年夏(6〜8月)の日本の平均気温の基準値(1991〜2020年の30年平均値)からの偏差は+2.36℃で、1898年の統計開始以降、2023年および2024年の記録(+1.76℃)を大幅に上回り、最も高い値となりました。日本の夏(6〜8月)平均気温は、様々な変動を繰り返しながら上昇しており、長期的には100年あたり1.38℃の割合で上昇しています。季節の進行がかなり早く、東北地方を除き5月に梅雨入り、6月に梅雨明けとなり、統計開始(1951年)以降で最も早い記録となった地域もありました。 

今年8月のNature誌論説は、2025年夏は燃えるような暑さ(Summer 2025 is roasting hot)とも評しています。

昨年、JIRCAS国際シンポジウム2024は『地球沸騰化時代におけるレジリエント遺伝資源の機会と課題』をテーマに、気候変動により、新たに発現し続ける生物・非生物学的なストレスへの脅威に対し、強靭な食料システムを構築するための遺伝資源の保全と活用の機会を論じました。アーカイブを、ぜひご覧いただければ幸いです。

 

JIRCAS国際シンポジウム2024
地球沸騰化時代におけるレジリエント遺伝資源の機会と課題

https://www.jircas.go.jp/ja/symposium/2024/e20241122_jircas

Proceeding: https://doi.org/10.34556/0002000621


(文責:情報プログラム 飯山みゆき)

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