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549. 気候変動アクションにおける社会科学の重要性

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549. 気候変動アクションにおける社会科学の重要性

気候変動対策のゴールを達成しつつ、人々の生活の質を向上し経済とエコシステムの双方の繁栄を保障する上で、技術的な改善と同時に社会変化が必要とされています。IPCC報告書が要請する気候変動に対応するための緊急な社会変化を実現する上で、人々が気候アクションの中心となることが必要です。
PLOS CLIMATE誌に最近公表された論文は、気候変動アクションにおける社会科学の重要性を強調しました。

気候変動の解決は、技術的ブレークスルーや新しい気候モデルだけで解決されることはありません。人々にコミットし、あるべき社会についてのビジョンを提示する社会科学の知識が必要とされています。とくに、温室効果ガス排出の削減と厚生・公平・平等といった社会的ゴールの双方を達成するために効果的案介入を設定する上で、社会科学は重要な役割を果たします。


(参考文献)
Patrick Devine-Wright et al, Placing people at the heart of climate action, PLOS Climate (2022). DOI: 10.1371/journal.pclm.0000035

(文責:情報プログラム 飯山みゆき)

 

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