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1436. コペルニクス:2026年は両半球で極端な気象現象で始まり、史上5番目に暖かい1月となる見込み

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1436. コペルニクス:2026年は両半球で極端な気象現象で始まり、史上5番目に暖かい1月となる見込み

 

コペルニクス気候変動サービス(C3S)によると、2026年1月は記録上5番目に暖かい月となり、地上気温の平均は12.95℃で、1991~2020年の1月の平均気温より0.51℃高くなりました。コペルニクス気候変動サービスはまた、2026年1月は、記録上最も暑い1月となった2025年より0.28℃低かった一方、産業革命以前の水準を定義するために使用された1850~1900年の推定平均気温より1.47℃高かったと報告しました。

2026年1月は、北半球と南半球で対照的な極端な気温が記録され、気候システムが時として、ある地域では大寒波を、別の地域では猛暑を同時にもたらすことがある、ということを改めて知らしめました。人類の活動は長期的な温暖化を引き起こし続けていますが、これらの最近の出来事は、増加する極端気象といった将来ますます増加が見込まれる気候リスクに対し、社会が備えるための回復力と適応が重要であることを浮き彫りにしています。

1月の最終週、例年より強い極地ジェット気流の蛇行によって極寒の北極の空気が中緯度に流れ込んで氷のような空気をヨーロッパと北米に注ぎ込み、北半球は厳しい寒波に見舞われました。この影響で、2026年1月のヨーロッパ陸地の平均気温は-2.34℃で、1991~2020年の1月の平均気温より1.63℃低く、2010年以降で最も寒い1月となりました。

こうした寒波にもかかわらず、1月の月間気温は、世界の多くの地域で平年を上回りました。平年より最も気温が高かったのは北極圏で、特にカナダ北極諸島の大部分、バッフィン湾、グリーンランド、そしてロシア極東で顕著でした。南米南部、北アフリカ、中央アジア、そしてオーストラリアと南極の大部分でも、平年を上回る気温が記録されました。南半球では、記録的な猛暑が異常気象を招き、1月後半にはオーストラリア、チリ、パタゴニアでは激しい山火事が発生し、死者も出ました。1月の最終週に南アフリカで大雨が降り、特にモザンビークで深刻な洪水が発生し、人命と生活に壊滅的な影響を与えました。

2026年1月の南緯60度から北緯60度における平均海面水温(SST)は20.68℃で、この月の記録としては4番目に高い値となり、2024年1月の記録より0.29℃低くなりました。ノルウェー海を含む亜熱帯地域と北大西洋北東部の広い地域では、この時期としては記録的な高温となりました。北太平洋の大部分では、引き続き平年を大きく上回る平均海面水温が記録されました。一方、中部および東部赤道太平洋では、弱いラニーニャ現象を反映して、平均海面水温は1991~2020年の平均とほぼ同水準かそれ以下となりました。アラビア海、インド洋、中央南太平洋、タスマン海でも、平年を下回る海面水温が記録されました。

 

(文責:情報プログラム 飯山みゆき)

 

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