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1047. 世界規模の世論調査で80%の人々が気候変動対策強化を支持
1047. 世界規模の世論調査で80%の人々が気候変動対策強化を支持
国連開発計画(UNDP)は、オックスフォード大学および民間調査会社GeoPollとともに、気候変動に関する人々の認識について、単独の調査としては史上最大規模となる77か国・87言語・73000人を対象とした世論調査(the Peoples’ Climate Vote 2024)を実施しました。
その結果、回答者の80%、あるいは5人中4人が気候危機に対する政府による対策強化を求めることに賛同し、86%が地政学的な課題を乗り越え、気候変動の国際的取り組みに参画すべきと回答しました。
調査結果はまた、温室効果ガス排出トップ20か国における、気候変動対策への強い支持を明らかにしました。回答者の間の支持率は、アメリカ・ロシアで66%、ドイツ67%、中国73%、南アフリカ・インド77%、ブラジル85%、イラン88%、イタリア93%でした。日本は74%でした。
排出量の大きい5か国(オーストラリア、カナダ、フランス、ドイツ、アメリカ)において、男性に比べ女性の方が政府による対策強化への支持が10-17%高い傾向にありました。
今回の調査は、かつてない規模で、これまで気候変動に関する意識調査でカバーできなかった社会層も含んでいることから、パリ協定に向けた政府の対策強化への支援は、実際の政策実施に向けた後押しとなります。
(参考文献)
UNDP The Peoples’ Climate Vote 2024 https://peoplesclimate.vote/
(文責:情報プログラム 飯山みゆき)