(フードバリューチェーン)フードバリューチェーンプロジェクト タイ・ラオス地域運営会議参加及び伝統発酵食品の保存性・風味に係る成分、微生物に関する分析、(農山村資源活用)淡水魚発酵調味料の変敗抑制に向けた成果普及方策の検討、大豆発酵食品の製法に関する情報収集

報告書番号 出張年月 国名 関連プログラム 公表年月日
H29-0254 2017年10月 - 2017年10月 タイ, ラオス

成果の概要

タイでは、フードバリューチェーンプロジェクト タイ・ラオス地域運営会議に参加し、発酵米麺や水産発酵食品などの東・東南アジア地域食料資源の高付加価値化を通じたフードバリューチェーン発展を目指すプロジェクト課題の方針、進行状況と今後の展望を共同研究者らと共有した。また、発酵米麺の製造・流通上の問題である麺の液状化現象の解決に向けて、同現象に関与する微生物の単離を進めるとともに、原因菌の由来や製造工程における発生時期を特定するための分析方法について検討した。
ラオスでは、ラオス国立大学農学部で進めている淡水魚発酵調味料の発酵試験の経過を観察し、成分分析のための試料を採取した。また、変敗成分の発生に関するこれまでの分析結果をもとに、農村世帯で自家製される淡水魚発酵調味料の保存性を確保する知識・技術を普及し、栄養供給の安定向上に貢献する方策について検討した。また、タンパク質供給の観点から、大豆の伝統的な利用加工方法とされてきた発酵大豆の製法、利用方法について、生産者を対象に聞き取り調査を実施した。

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