〔フードバリューチェーン〕JIRCAS-NAFRI-NUOL共同研究年次会合での研究成果報告、伝統発酵食品の保存性・風味に係る特徴的成分、微生物に関する調査、〔農山村資源活用〕ラオス淡水魚発酵調味料の保存性に係る成分分析および情報収集

報告書番号 出張年月 国名 関連プログラム 公表年月日
H29-0052 2017年05月 - 2017年06月 ラオス, タイ

成果の概要

ラオスでは、JIRCAS-NAFRI-NUOL共同研究年次会合に参加し、ラオスのフードバリューチェーン形成に貢献する食料資源として着目している淡水魚発酵調味料(パデーク)の保存性や風味に関与する成分および微生物に関する研究成果と今後の方針について報告した。自家用または市販用にパデークを生産する農家を訪問し、製法に関する情報および分析用試料を収集するとともに、現地の研究施設において、品質・保存性の指標となる塩分、pH、ヒスタミン含量および耐塩性発酵微生物の分析を実施した。
タイでは、発酵米麺(カノムチーン)の液状化現象を制御する処理条件がこれまでに明らかになっており、今回はその処理を施した麺の化学的な分析および関連試験を実施するとともに、液状化抑制技術の開発に向けた今後の研究方針と、生産者への技術普及の方策について共同研究者と意見を交換した。

ラオス
タイ

関連するページ