共同研究機関との実施内容協議、調査対象村の選定(インド)、作物保険導入予定対象村周辺の塩分濃度測定指導(ミャンマー)

報告書番号 出張年月 国名 関連プログラム 公表年月日
H28-0275 2016年10月 - 2016年11月 インド, ミャンマー

成果の概要

インドでは、共同研究予定機関であるインド国立農業研究委員会(ICAR)、中央土壌塩類研究所(CSSRI)などを訪問し、MOUおよびワークプランの内容及び締結手続について協議を行った。また、CSSRI研究員と担当課題に係る研究計画の打合せを行い、導入予定の有資材型補助暗渠機(カットソイラー)による塩害対策効果を検証するためのテクニカルプログラムを作成した。調査対象村はCSSRI所有の試験圃場とした。
ミャンマーでは、共同研究機関であるイエジン農業大学講師に土壌電気伝導度(土壌EC)の測定方法を指導した。エーヤワディ管区内の2つのタウンシップ(ラブッタおよびミャウンミャ)の水田を対象に、深さ60 cmまでの土壌ECとラブッタ海岸付近からミャウンミャに至る水平方向の土壌ECを把握した。今出張期間中の表層土壌EC値は、雨期終了直後のため地表面に塩類集積はなかったが、作土層(深さ20 cm)の土壌ECが高い値を示した地点(ラブッタ海岸部からラブッタダウンタウン)では、乾期に塩類集積が生じる可能性が高い。

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