研究職員(若手育成型任期付研究員) 公募番号: 12
現場と世界をつなぐ科学を、あなたのキャリアに
世界の農林水産業と食を取り巻く情勢が大きな転換期を迎えている今、国際農林水産業研究センター(国際農研またはJIRCAS)では、科学の力で地球と食料の未来をつくる仲間を募集しています。
国や分野の壁を越えて、多様な知や技と情熱を結集し、現場に根ざした研究で持続可能な農林水産業と食料システムの実現に挑みませんか。
| 公募番号 | 業務内容・研究領域 | 採用時期 | 応募締切 | 採用予定人数 |
|---|---|---|---|---|
| 12 | 水産領域 | 1 |
概要
二枚貝類の生態解明と付加価値向上に向けた養殖技術の開発
詳細は、JREC-IN Portal (https://jrecin.jst.go.jp/seek/SeekJorDetail?id=D126101634) をご確認ください
- 研究業務内容
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世界的な人口増加や所得向上を背景として、水産物需要は拡大を続けている。一方で、天然漁業の生産量は世界的に頭打ちの状況にあり、水産物供給を支える手段として養殖業の重要性が高まっている。東南アジアにおいても同様の傾向がみられ、養殖生産は年々拡大している。しかしながら、養殖業もさまざまな課題を抱えている。種苗供給が不安定であることに加え、飼料や資材価格の高騰による生産コストの上昇が経営を圧迫している。また、特定の養殖魚種への依存は、疾病の発生や市場価格の変動に対する脆弱性を高め、経営上のリスクとなっている。さらに流通面では、生産者が価格決定に関与しにくい構造が残されており、生産量の増加が必ずしも収入向上につながらない状況にある。
このような課題に対応するためには、養殖技術の開発・改善を進めるだけでなく、生産者、行政機関、研究機関などの関係者と協働しながら、現場で実際に利用可能な解決策を検討し、その社会実装を進めていくことが求められている。
そこで、本公募では、養殖技術の開発に加え、その成果を生産現場へ普及・実装できる研究者を求める。具体的には、養殖対象となる二枚貝の生態・生理の解明、海洋環境の評価、採苗技術および養殖技術の開発に関する専門的知識と研究経験を有し、主にフィリピンをフィールドとして、東南アジア地域の二枚貝養殖業が直面する生産性向上や収入向上等の課題解決に取り組める人材が望ましい。また、行政機関、大学、民間企業及び生産者との連携の下、技術開発から社会実装までを一貫して推進できる調整力とコミュニケーション能力を有し、国際共同研究を主体的に遂行できる研究者を求める。 - 実施研究課題例
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【実施研究課題例】
○養殖対象二枚貝類の生態解明
フィリピン・バタン湾に生息するカキ類やイガイ類などの養殖対象二枚貝類について、生育環境と成長・再生産の関係を解明し、生産性向上に資する養殖技術開発のための生態学的基盤となる研究を行う。
○養殖二枚貝の市場・流通構造の分析
フィリピンにおける養殖二枚貝の生産・流通実態について、養殖業者、市場関係者及び流通事業者等への聞き取り調査を通じて市場及び流通上の課題を明らかにし、生産者所得の向上に資する養殖技術の改良・開発方策の検討を行う。
○二枚貝類の生産性向上に資する養殖技術の開発
フィリピンにおける二枚貝類の生態学的特性及び生産・流通に関する知見に基づき、生産性向上と所得向上に資する養殖技術の改良・開発を行う。具体的には、対象種ごとの成長特性や繁殖特性に応じた天然種苗の効率的な採苗技術の開発、生育環境や餌環境に適した養殖手法の開発に取り組む。さらに、カキ類については、付加価値向上や生産効率の改善を目的として、生産現場へのシングルシード養殖技術の導入及び実用化に取り組む。
【キーワード】
・二枚貝類養殖技術、海洋環境・生態系、水産物流通
・語学力(英語)、国際共同研究を推進するための国際感覚
- 応募締切