国立研究開発法人 国際農林水産業研究センター | JIRCAS

理事長挨拶

ご挨拶

理事長 岩永勝
私達が住むこの21世紀の地球は多くの課題を抱えています。8億人を超える貧困層、世界食料需給の逼迫、気候変動、環境劣化、資源枯渇等の地球規模の問題が顕在化し、農林水産業の持続的生産に大きな影響を与えています。特に開発途上国の経済的社会的弱者にとってはこれらの問題は根本的な生活の維持、人間の安全保障の脅威になっています。これら世界的課題の解決は世界的連携によって初めて可能となります。国際農林水産業研究センター(国際農研)は農林水産省所管の国立研究開発法人として日本の農林水産業研究分野での国際貢献と連携の中核的な役割を担っています。平成28年4月より第4期の5カ年の中長期計画を開始します。研究のための研究ではなく、「地球規模課題解決に貢献できる研究技術成果」を効率的・効果的に創出し、コストパフォーマンスが高い組織を意識した組織変革を行ってまいります。

国連は、2015年に開催された持続的開発サミットにおいて、「持続的発展に向けた2030アジェンダ」を採択しました。中でも、今後15年間における飢餓の撲滅・食料安全保障・栄養改善の確立、および持続的な農業振興が重要なテーマと位置づけられています。このようなテーマに向き合うには、GDPで表される経済的な発展だけではなく、質的な発展が必須となります。国際農研もまた、このような世界情勢に則した活動を志しながら、「世界の中の日本」を意識の中核に持つことで、行動力と実効性のある組織へと更なる進化を続けるセンターとなり、与えられた使命を全うすることを誓います。

国際農林水産業研究センター 理事長
岩永 勝

理事長略歴

岩永 勝 博士

国立研究開発法人 国際農林水産業研究センター(国際農研) 理事長
1951年 長崎県佐世保市生まれ

学歴

1977年
京都大学農学研究科修士課程卒
1980年
米国ウィスコンシン州立大学博士課程修了(植物遺伝育種学にてPh.D. 取得)

職歴

1979~1989年
国際馬鈴薯センター(International Potato Center, CIP:ペルー共和国)
1989~1992年
国際熱帯農業センター(International Center for Tropical Agriculture, CIAT:コロンビア共和国)遺伝資源部長
1992~2000年
国際植物遺伝資源研究所(International Plant Genetic Resources Institute, IPGRI *:イタリア共和国)副所長(*現在はBioversity Internationalと改称)
2000~2002年
国際農林水産業研究センター(JIRCAS)生物資源部長
2002~2008年
国際とうもろこし・小麦改良センター(International Maize and Wheat Improvement Center, CIMMYT:メキシコ合衆国)所長* (*日本人初のCGIAR研究所長)
2008~2011年
独立行政法人農業・食品産業技術総合研究機構  作物研究所長
2011年~
国際農林水産業研究センター(国際農研)理事長

国際機関と国内外の委員会関連等での現在の活動

  1. G20首席農業研究者日本代表 Representative of Japan to the G20 Meeting of Agricultural Chief Scientists (MACS)

  2. 外務省「科学技術外交推進員会」委員 Member of Advisory Panel on Science and Technology for Diplomacy, Ministry of Foreign Affairs, Japan
  3. 農業由来温室効果ガス削減国際研究アライアンス(GRA)議長
  4. 世界野菜研究センター副理事長(Board Member, World Vegetable Center, Taiwan)
  5. 地球規模問題に関するSATREPS (JICA-JST)運営委員会委員 Member of Steering Committee of SATREPS (JICA-JST ) for Global Issues , Japan
  6. 京都大学経営協議会委員 Member of Administrative Council, Kyoto University
  7. 鳥取大学国際乾燥地研究教育機構運営協議会委員
  8. キングモンクット工科大学(タイ国)国際科学アドバーザリー委員会委員
理事長略歴(和文)
理事長略歴(英文)
理事長略歴(フランス語)