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タイ科学技術博覧会2017にJIRCASとタイの共同研究の成果を展示

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国名
タイ

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タイ王国バンコク郊外で、2017年8月17日(木)~27日(日)に、タイ王国科学技術省主催のタイ科学技術博覧会2017(Thailand National Science and Technology Fair 2017)が開催され、エビ混合養殖とタイ野菜の機能性の成果を展示しました。当博覧会は、子供たちに科学の面白さを知ってもらうことを目的とし、毎年開催されており、本年は11日間で100万人を超える来訪者がありました。

JIRCASは、タイ王国の研究機関と共同研究を長年行っており、その成果を毎年展示しています。今年は、キングモンクット工科大学ラーカバン(King Mongkut’s Institute of Technology Ladkrabang)と共同研究を行っているエビ混合養殖の開発の成果(参照:「タイ産の高い塩分耐性を持つ新規ジュズモ属緑藻によるウシエビの生産性向上」、「タイ沿岸の水中植物ウェブ写真図鑑」)と、カセサート大学食品製品開発研究所(Institute of Food Research and Product Development, Kasetsart University)と共同研究を行ったタイ野菜の機能性の解明の成果(参照:「栽培時期等の調節によるタイ在来野菜の抗酸化性向上」、「タイ土着食用植物の抗変異原性と活性成分」、「タイの地域野菜データベース」)を展示し、毎日、100名を超す来訪者に説明を行いました。特に、多くの小中学生に科学の面白さを伝えることができたと思います。

8月18日のOpening Ceremonyでは、JIRCASをはじめとする外国の展示ブース代表者へ出展協力への感謝の証として、タイ王国科学技術省Achaka Sriboonreung大臣よりトロフィーが授与され、その後、大臣がJIRCASブースに立ち寄られ、展示内容の説明をしました。また、8月23日に、Dr. Somkid Jatusripitak副首相がタイ科学技術博覧会を訪問された際、Achaka Sriboonreung科学技術大臣がエビ混合養殖について解説されました。

(文責:松本成夫、2017年9月4日初掲載、2017年10月20日改訂)

数多くの小・中・高校生が来訪

研究内容を説明

科学技術博覧会を訪問されたSomkid Jatusripitak副首相

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