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第5回G20主席農業研究者会議(G20 Meeting of Agricultural Chief Scientists, G20 MACS)への参加

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国名
中国

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G20各国及び国際研究機関の主席農業研究者が集まり、世界における農業研究の優先事項や各国と国際研究機関の連携強化を目的としたG20主席農業研究者会議(G20 MACS)は、2012年に第1回がメキシコで開催され、その後、第2回ロシア、第3回豪州、第4回トルコと、引き続いて、JIRCASは日本代表団の一員として、参加しています。

第5回G20 MACSは、2016年のG20ホスト国である中国の主催で2016年5月30日(月)~31日(火)の日程で、西安にて開催されました。

岩永勝理事長は、本会議において、”Benefitting from Networking: Alignment of national research and international research priorities”と題し、CGIARの主導するコメの世界的プロジェクトGRiSPへのJIRCASを中心として組織されたGRiSP調整会議(GCCJ)を通じた連携の成果について、国際的枠組みと国内研究勢力の連携の成功事例として発表しました。

会議には、G20各国の主席農業研究者の他、国際研究機関等から、96名が参加し、日本からは、農林水産技術会議事務局井上龍子研究総務官を始めとする6名が参加しました。会議ではG20 MACSの継続性に資するウェブサイトの運営、「グローバル研究協力プラットフォーム」(GRCPs)や、「農業技術共有」に向けた作業部会の設置、国際農業研究協議グループ(CGIAR)を含む国際機関やイニシアティブによる、研究開発イノベーション遂行のための取組を支援について、参加各国の幅広い意見交換が行われ、G20主席農業研究者会議コミュニケが取りまとめられました。このコミュニケは、G20農業大臣会合コミュニケ(http://www.maff.go.jp/j/press/kokusai/boueki/pdf/160603-02.pdf)のパラグラフ11に内容が取り込まれています。

 

第5回G20主席農業研究者会議

 

写真1 議場風景(岩永理事長)

写真2 発表中の岩永理事長

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