中国
関連するJIRCASの動き
JIRCAS-CAAS農業科学技術共同研究20周年記念シンポジウム開催報告
平成29年7月22日、中国・北京にある中国農業科学院(CAAS)本部において、JIRCAS-CAAS国際共同研究20周年記念シンポジウムが開催されました。シンポジウムでは、通算5期にわたる共同研究プロジェクトによる日中双方の農業科学技術発展につながる成果が報告されました。
関連する現地の動き
刊行物
JIRCASニュース(90)
国立研究開発法人国際農林水産業研究センター, JIRCASニュース. 90 ( )
jircas_news-90_-.pdf2.19 MB
JIRCAS Newsletter(90)
Japan International Research Center for Agricultural Sciences, JIRCAS Newsletter. 90 ( )
jircas_newsletter-90_-.pdf1.76 MB
広報JIRCAS (7)
国立研究開発法人国際農林水産業研究センター, 広報JIRCAS. 7 ( )
jircas7-_-.pdf4.33 MB
JIRCAS-CAAS 農業科学技術研究協力の歩み -20周年記念シンポジウム プロシーディングス- 中日農業科技合作20周年学術研討会論文集
国立研究開発法人国際農林水産業研究センター, JIRCAS Working Report. 87 ( )
亚洲地区沙漠化防止对策便览 : 农牧民教材 : 环境
独立行政法人 绿资源机构, 緑資源機構マニュアル. ( )
green-_-.pdf951.16 KB
関連するイベント・シンポジウム
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JIRCAS-CAAS農業科学技術共同研究20周年記念シンポジウム
- 場所
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北京市 中国農業科学院本部ホール(北京市海淀区中関村南大街12号)
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中国地域食料資源の高度利用に関するセミナー2015
- 場所
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西北農林科技大学 食品科学・工程学院 会議室 (中華人民共和国 陝西省楊凌)
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中国における主要穀物資源の高度利用に関するセミナー2014 (中国主食工業化発展技術検討会)
- 場所
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CICC(中国農業大学国際会議センター)会議室(中華人民共和国 北京市)
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中国北部畑作地帯における循環型農業生産の現状と課題
- 場所
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国際農林水産業研究センター(JIRCAS) 本館国際会議室
出張報告書
報告書番号 | 出張年月 | 国名 | 出張目的 | 関連プログラム |
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R06-0302 | 2024年10月 - 2024年10月 | 中国 | グリーン・低炭素農業と畜産の持続可能な開発の最前線(SDGLAAH)に関する国際フォーラム会議出席 | 食料 |
R06-0319 | 2024年10月 - 2024年10月 | 中国 | グリーン・低炭素農業と畜産の持続可能な開発の最前線(SDGLAAH)に関する国際シンポジウムへの招待講演 | 食料 |
R06-0234 | 2024年09月 - 2024年09月 | 中国 | 中国においてダイズ育種共同研究の現地調査 | 食料 |
R06-0069 | 2024年05月 - 2024年06月 | 中国 | バッタの持続的防除に向けた新規技術と概念に関する国際会議への参加 | 食料 |
R05-0251 | 2023年11月 - 2023年12月 | マレーシア, 中国, タイ | ・遺伝子発現解析用サンプルの収集・管理、亜熱帯林観測体制の構築(科学研究費補助金) ・林間観測足場管理(環境適応型林業) ・遺伝子実験設備の構築についての協議(A0R4繰越) |
環境 |
研究成果情報
- 植物肉の栄養・健康面、原料面と環境面の特徴に対する中国消費者の嗜好分析(2024)
健康や環境への関心が高まる近年において注目を集める植物肉には、従来の食肉と異なる特徴があり、消費者嗜好の理解に基づく政策立案は持続的な食料システム実現に貢献し得る。中国における大規模調査は、消費者が、植物肉の主要な13の特徴のうち、環境面や原料面の特徴よりも、豊富な食物繊維、ホルモン剤非含有、コレステロール非含有など栄養面や健康面の特徴を重視する傾向を示す。一方、消費者の社会的特性に応じて嗜好パターンは不均一であり、健康的な栄養素を好む、健康に有害な成分を嫌うなどの傾向がある。
- ダイズ根系の改良に資する根長に関与する遺伝子座の特定(2021)ダイズ品種「Fendou 16」は長い主根を持つ。QTL解析の結果、主根長に関与する遺伝子座は第16番染色体のDNAマーカーSat_165とSatt621間のゲノム領域に存在する。同定されたダイズの長根型品種ならびにその遺伝的な情報はダイズの根系の遺伝的改良に利用できる。
- ダッタンソバは加圧を要しない膨化処理により苦味の⽣成を抑えられる(2019)
子実に多量のルチンを含むダッタンソバは食品材料としての幅広い活用が期待される。加圧を要しない高温加熱のみの簡易膨化処理により、殻のままポン菓子状の製品化が可能となり栄養価の高いソバ加工品ができる。高温処理によりルチン分解酵素活性を抑制し苦味を呈するケルセチン生成を抑制することで製品にルチンを豊富に残存させることができる。
- 中国のトウモロコシ単収に与える投入財価格・量及び環境影響の要因分解(2014)
中国のトウモロコシ単収変化に与える投入財価格・量及び環境条件の影響の大きさを、要因分解法と要素需要関数、作物応答モデルを用いて推計する。推計の結果、播種密度低下やカリウム肥料増加の、単収増加への寄与度が大きい。また、播種密度の低下には種子価格の上昇が、化学肥料投入量の増加には資本・家畜費上昇が大きく影響する。
- 中国半乾燥地酪農小規模層に対する有機野菜栽培導入の経営的効果(2013)
中国半乾燥地域の酪農小規模層は、飼料高騰により経営の持続性が困難になりつつあるが、牛ふんの発酵熱等を利用した有機野菜栽培システムを導入することによって、経営状況を改善させることができる。
- 中国に存在する肥料資源量は食飼料生産にカリウムが不足する(2013)
中国における化学肥料の利用と中国のし尿、畜頭あたりの1日に排泄する、養分含有率を用いて、肥料資源量と農作物生産量からみかけの養分収支を算出した結果、穀類への化学肥料施肥と穀粒の生産で見た収支は窒素・リン・カリウムとも過剰を示しているが、作物生産全体の収支では窒素とリンの過剰、カリウムが不足する。
- 食用地衣類を用いた血圧降下作用を有する機能性食品素材の開発(2013)
日本や中国の一部地域で食用とされている地衣類バンダイキノリ(Sulcaria sulcata) 及びカブトゴケモドキ(Lobaria kurokawae)を用いることにより、血圧調節酵素レニン及びキマーゼの阻害活性を有し、血圧降下作用を有する機能性食品の開発が可能である。
- 新疆ウイグル自治区における地元行政主導の定住牧畜民への技術支援対策(2012)
中国・新疆ウイグル自治区において推進されている牧畜民の定住事業に関し、地元行政関係者の役割を重視した定住後の牧畜民への総合的かつ体系的な技術支援上の留意点と、パイロットプロジェクトで得られた技術的知見を、現地の技術支援担当者や牧畜民が利用できるよう中国語ガイドライン並びに中国語及びカザフ語の技術マニュアルとして取りまとめたものである。
- 河北省トウモロコシ単収への気候要因と投入財の影響解明(2012)
トウモロコシの重要産地である河北省の2003年~2010年間の4,152戸の農家調査データをベースに、マルチレベルモデル分析を用いてトウモロコシの単収に対する気候要因と投入財の影響を解明した。単収増加への影響は、投入財の影響より気候要因の影響のほうが大きい。
- 乳酸発酵を用いた伝統的ビーフン製造技術の特徴(2011)
中国の発酵型ビーフン製造工程には乳酸菌および酵母が関与している。原料インディカ米の発酵によって生成する乳酸は有害微生物の成育を抑制する。発酵過程で蓄積される乳酸や粘弾特性に負の影響を与える蛋白質・脂質の分解によってビーフンの品質が改善する。